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2010 年度 実績報告書

人文学研究を促進する協働のための情報共有基盤に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22300083
研究機関京都大学

研究代表者

林 晋  京都大学, 文学研究科, 教授 (40156443)

研究分担者 相原 健郎  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (90300706)
キーワード歴史情報学 / 協働作業支援 / 手書き史料情報処理
研究概要

22年度は23年度からのネットワーク版SMART-GS/HCPサーバの構築を目指して、
(1) HCPサーバ・クラインアントモデルの設計
(2) サーバの構築
(3) クライアント作成のためのSDKの開発
(4) SMART-GSをネットワーク版に改造するための準備としてのリモデルおよびリファクタリング、の以上4点を行い、すべてほぼ第一版の完成をみた。これにより、23年度の早い時期からネットワーク版のHCP環境とクライアントの構築を行なう態勢が整った。
(1)は相原、林が協力しておこない、(2),(3)は相原が、(4)は林が担当したが、林が長年SMART-GSの開発を依頼していたソフトウェアデベロッパーの事情により、継続しての開発を依頼できなかったため、研究員2名を採用し、この2名の補助のもと、院生のアルバイトなども使い、林自身がコーディングの中心を担うという方式に変えた。研究員の人選や、その都合などにより、予定より開発が若干遅れたが、現在はほぼ予定どおりに進んでいる。開発はsourceforge.jp上で行い、すべて公開の体勢を採っている。
また、これらの研究中に、「画像検索(word spotting)によるreplaceを使う翻刻支援機能」を着想した。これは旧帝国議会議事録の大規模な検索実験を函館未来大学寺沢助教とともに行なった際に着想したものであるが、議会議事録、公文書のような、同じパターンのフレーズが多い文章の場合、幾つかのパターンを一挙にコード化してしまえば文書の大半が少ない回数のreplaceでコード化できるだろうという単純だが実用的と思われるアイデアである。このためのプレースホルダーをもつテキストの実現方法も研究した。これは23年度に実装し実史料で実験を行なう予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 画像化主義に基づく文献資料研究用ツールSMART-GSとその発展2011

    • 著者名/発表者名
      相原健郎, 林晋
    • 雑誌名

      情報処理学会 デジタル・ドキュメント研究会研究報告

      巻: 79(5) ページ: 1-5

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公開日: 2012-07-19  

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