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2010 年度 実績報告書

学術コミュニケーションの変化と電子情報資源へのアクセス

研究課題

研究課題/領域番号 22300084
研究機関東北学院大学

研究代表者

佐藤 義則  東北学院大学, 文学部, 教授 (60320610)

キーワード学術情報 / 電子ジャーナル / 情報利用 / アンケート調査 / 学術論文 / アクセスログ / 電子的情報資源 / 情報提供
研究概要

本研究の目的は、学術論文に関連する研究者等の利用に焦点をあて、調査を通じてその実態を明らかにするとともに、大学図書館等による情報提供環境が研究者、学生の学術論文の利用に関する期待と要求にどの程度まで応えているかどうかを確認することにある。このため、第一年次にあたる平成22年度においては、以下のような調査および準備作業を実施した。
1) 論文利用に関するアンケート調査の設計とテスト版の作成:調査実施のための調査設計(質問項目の設定、サンプリング、調査方法等)を行い、調査サイト(qualtrics.com)上にアンケート用ページのテスト版を実装した。また、大学図書館の機関単位での調査参加に向け、調査への協力要請と調査に対する要望事項の聴き取り等を行った。関連して、2010年10月にはASIS&Tの会場において、テネシー大学テノピア教授と打ち合わせを行い、国際比較のための枠組みを含めた調査実施計画および比較分析結果の公表の場の設定等について検討した。加えて、本調査の関連基礎資料としてJISC、UC Berkeley、Ithaka S+Rによる三つの調査報告書等の翻訳を行った。
2) アクセスログの収集と分析:機関リポジトリのアクセスログの分析を行い、アクセスログ分析を利用者行動の理解に繋げるための基礎となる「セッション」および「利用者」の抽出上の問題点について検討し、日本図書館情報学会において発表を行った。
3) 電子的情報資源の整備状況の調査:日本国内の国公私の大学における電子的情報資源について、日本図書館協会の『日本の図書館』の統計データの整理を行った。
4) 利用者インタビューの実施:論文の発見から入手およびリーディングに至るまでの一連の過程を実際の利用の文脈として理解するために、看護学関連の学術論文利用者を対象としてグループ・インタビュー調査を実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] How the digital era has transformed ILL services in Japanese university libraries2011

    • 著者名/発表者名
      Kenji Koyama, Yoshinori Sato, Syun Tutiya, Hiroya Takeuchi
    • 雑誌名

      Interlending & Document Supply

      巻: 39(1) ページ: 32-39

    • 査読あり
  • [雑誌論文] シリアルズ・クライシスと学術情報流通の現在:総括と課題2011

    • 著者名/発表者名
      佐藤義則
    • 雑誌名

      情報管理

      巻: 53(12) ページ: 680-683

  • [学会発表] アクセスログ分析の方法論的課題:アクセス回数カウントとセッション識別の問題点2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤義則, 西佳祐, 森一郎, 竹内比呂也, 土屋俊
    • 学会等名
      第58回日本図書館情報学会研究大会
    • 発表場所
      札幌(藤女子大学)
    • 年月日
      20101000
  • [学会発表] Changes in discoverability and availability of materials in Japanese University Libraries2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshinori Sato
    • 学会等名
      OCLC One-Day Seminar in Tokyo.
    • 発表場所
      東京(早稲田大学)
    • 年月日
      20100900
  • [備考]

    • URL

      http://www.screal.jp/

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公開日: 2012-07-19  

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