研究課題
基盤研究(B)
長期記憶は、記憶内容が海馬に入力された後、しばらく時間を経てから、側頭葉新皮質内に固定され、安定した記憶痕跡が形成されると考えられているが、その詳細は不明である。この研究では、fMRIを用いてヒト側頭葉内における長期記憶の形成および想起の機構を探った。対連合記憶課題を用いたその結果、記憶関連領域が1)顔や建物を処理する視覚野、2)海馬、3)外側側頭葉後部、4)外側側頭葉前部の4領域あった。これら領域間相互作用を解析すると、新しい視覚情報はまず海馬に入力され、後に外側側頭葉後部へと記憶固定し、想起時には外側側頭葉の後部から前部へと統合されることが示唆された。
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