痛みに関しては、世界で初めての痛覚選択刺激が可能な電気刺激電極を開発した。既に臨床研究も多施設で開始されており,痛覚研究のみならず臨床研究や臨床検査においても有効に活用されると期待される。 痒みに関しては、他人の痒みを見たら、痒くなったり、体を掻いてしまったりする場合の脳内メカニズム、痒いところを掻くと快感が生じる場合の脳内メカニズムを明らかにした。もしこのような脳活動を上手にコントロールできれば、アトピー性皮膚炎などで問題となっている制御困難な掻破欲求・掻破行為を制御する新たな治療法開発につながることが期待される。
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