研究課題/領域番号 |
22300183
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴鴨 よしみ 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60362472)
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研究分担者 |
出江 紳一 東北大学, 大学院・医工学研究科, 教授 (80176239)
外園 千恵 京都府立医科大学, 大学院・医学研究科, 講師 (30216585)
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キーワード | ロービジョン / QOL / 拡大読書器 / 環境調整 |
研究概要 |
本研究は、申請者らが前研究(平成19-20年度基盤研究(B)1930198)で作成した訪問指導のためのロービジョンケアマニュアルをもとに、通常の外来診療において実施できる"環境調整を視野に入れた指導"方法を確立すること、および、他の視覚補助具の指導方法にも前研究の知見を応用することを目的としている。 今年度は、まず、マニュアルの改訂作業を行った。先行研究にてマニュアル作成委員を務め訪問・外来にてロービジョンケアを実施した視能訓練士(山村麻里子[京都府立医大]、小野峰子[東北大]、高津育美[東北大]、吉村尚子[山縣眼科医院]、浅野紀美江[半田眼科]、阿曽沼早苗[大阪大])でワーキンググループを作成し、会議とメーリングリストでの協議を行った。また、北米で使用されている指導ガイドブックを参照し、内容を加えた。拡大読書器を生活の場で使用できるための環境調整を、外来場面でも助言指導できるような内容に修正した。その後、眼科医(外園千恵、横山貴子[京都府立医大]、陳進志[東北大]、山縣祥隆[山縣眼科医院]、安藤伸朗[済生会新潟第二病院])、リハビリテーション専門医(出江紳一[東北大])が試案をチェックし、さらに修正を加え、完成させた。このマニュアルは、ホームページにて公開する予定である (httP://www.rehamed.jp/modules/tohoku2/#title3)。 次に、マニュアルの実施とその効果に関する調査研究を行う施設の選定作業を行った。ロービジョンケアを実施している眼科のほか、盲学校での実施を検討するため、盲学校でロービジョンケアおよび研究を実施している視能訓練士や研究者に打診し、実施可能性を検討した。
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