研究課題/領域番号 |
22300185
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鳥橋 茂子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90112961)
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研究分担者 |
平田 仁 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80173243)
川部 勤 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20378219)
石田 和人 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10303653)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 骨格筋 / 再生 / 骨格筋の機能評価 / ES細胞 / TSG6 / ラットiPS細胞 / 移植細胞の足場形成 |
研究概要 |
1. マウスES細胞由来間葉系幹細胞を損傷骨格筋に移植し、筋の再生と機能回復効果を検証した。本研究により形態学的に骨格筋、およびその支配神経の再生を確認すると共に、骨格筋の機能回復が促進されることを明らかにした。報告されている移植細胞数の1/10にまで減らしても、再生効果を実証できた。本成果を英語論文として発表すると共に、間葉系幹細胞の作成方法に関する米国特許、日本国特許を取得した。 2. 間葉系幹細胞の移植と移植部位の炎症について、移植細胞の足場形成の観点から研究をすすめた。その結果、移植時の生着には本細胞が産生し分泌する、TNF stimulated gene 6(TSG6)が不可欠であることを見出した。TSG6が存在すれば、損傷や炎症を生じていない正常な骨格筋でも移植細胞は生着できることを明らかにした。本結果を英語論文にまとめている。 3. 間葉系幹細胞の分可能と増殖能を効果的に利用する一法として、iPS細胞の作成を試みた。これまで、マウスに比べて難しいとされていたラットiPS細胞を樹立することができた。ヒトメタボモデルラットとして解析が進んでいるラットとそのコントロールの脂肪組織由来間葉系幹細胞からそれぞれiPS細胞を樹立し、第11回国際幹細胞学会(Boston)で発表すると共に英語論文を作成し、投稿している。また本細胞について日本国特許を申請している。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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