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2010 年度 実績報告書

固定式全方向歩行訓練器の開発とその有用性調査

研究課題

研究課題/領域番号 22300197
研究機関高知大学

研究代表者

石田 健司  高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (10274367)

研究分担者 王 碩玉  高知工科大学, システム工学群, 教授 (90250951)
キーワードトレッドミル / 歩行訓練機
研究概要

初年度として固定式全方向歩行訓練器を一台製作し、トレッドミルの走行確認やトレッドミル本体の360度回転動作の確認、牽引装置の動作確認、更にそれらの安全性の検証を行なった。
本機器の有する機能に関して確認した内容は、次の通りである。(1)車いすから本機器へのスムーズな騎乗(2)トレッドミルのスムーズな動きと正確性(3)トレッドミル本体のスムーズな回転と正確な回転動作(4)牽引機能の正確性と安全性が主な内容である。
(1)車いすから本機器へのスムーズな騎乗
取り外し型のスロープを設けて、車いすごと被訓練者をトレッドミル本体に載せ、牽引用のハーネスを被訓練者(ボランティア)の体幹・大腿に取り付け、牽引しつつトレッドミル中央に立たせた。体重56~100kgのボランティア(10名)もスムーズに対応可能であった。
(2)トレッドミルのスムーズな動きと正確性
トレッドミルが動く前、止まる前には、チャイム音を流し動き出す時・止まる時のサインとした。またスピードは、徐々に上がり、徐々に静止した。設定速度に達した時の速度精度も高かった。走行中には音楽を流せるように設定した。100kgが乗っても、速度は一定であった。
(3)トレッドミル本体のスムーズな回転と正確な回転動作
トレッドミル本体が回転する前には、チャイム音を流し動き出す時のサインとした。回転時には、トレッドミルの動く時とは異なる音楽を流せるようにした。100kgが乗ってトレッドミル本体の回転を、50回繰り返すと、回転に5度以内の誤差が生じた。次年度の調整項目とした。
(4)牽引機能の正確性と安全性
100kgのボランティアを持ち上げることが可能で、100kgまでの免荷機能は正確であった。耐久性は次年度の研究とする。

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公開日: 2012-07-19  

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