研究課題
1.)被験者の行動を制約せずに測定結果を取得するために、GHz帯域を用いた伝送機能を実現するため、無線LANの機能を組込む形でデータの取得と保存を行うことを目的とした。2.)これまで試作した基板に基本的機能としてUSB接続による無線LANのインターフェースを組み込んであるが、この機能を利用してデータの送受信を行うためのソフトウエアの改良を行った。3.)また、メンブレンスイッチは本来、ON/OFFの2値化の出力が可能であるが、閾値の異なるメンブレンスイッチを組み合わせることで3-4段階の圧力の弁別が可能になることから、この回路試験を行い、良好な結果を得た。4.)製作したシステムの試用とその評価においては、製作された装置の一部を、佐賀大学ブレイン&モビリティリサーチラボにおいて試験を行っている。5.)GHz帯域の混信の問題はいまのところ発生はしていない。6.)今後も実験室や病院などでのGHz帯域通信の問題点の有無を確認を継続する。7.)当研究室で問題点の抽出と対策を行い、信頼性と耐久性について検討を行う。8.)問題点に対する修正作業をソフトウエアのレベルで行っている。
2: おおむね順調に進展している
計画当初の内容に沿って研究が実施されており、その性能も概ね問題がない。
ハードウエアのレベルでの問題では、可搬性と耐久性の改善が求められるが、刺激制御と足接地性能とのトレードオフの関係があり、素子の開発が必要とも思われる。ソフトウエアについては、利用者、検査者にわかりやすい操作性を得る為の作業に時間を要することが予想され、開発、人的、時間的コストの見積もりを行い,対応を考える必要がある。
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