研究概要 |
平成22年度の研究は,主にJAUSを用いた制御コンポーネント、操作コンポーネントの開発および実験を行った。そのJAUS準拠EVコンポーネントの実証実験およびデモンストレーションの場として,(1)米国で開催されたIGVC2010大会、(2)日本で開催されたつくばチャレンジ2010への参加出場を行った。 1.IGVC2010大会 2010年6月に参加したIGVC2010大会では、出場チーム48チーム中,競技の1部門であるナビゲージョンチャレンジ部門で準優勝,さらにJAUSチャレンジ部門においても60ポイント獲得し,準優勝し,総合部門で準優勝するなど,EVロボットの知能化のレベルにおいても,また,JAUSの実装レベルにおいても米国の他大学と引けをとらない程度の充分な実績を挙げることができた。 2.つくばチャレンジ 2010年11月に参加したつくばチャレンジでは,2台の自律型EVロボットで参加した。実際にJAUS準拠EVコントローラの開発の開発を行い,実装した2台の自律型EVロボットにつくばチャレンジでテストを行い,JAUS準拠EVコントローラの有効性を確認した。実際の競技においては,装置のトラブルにより完走はできなかったが,2台ともトライアルを通過するなど,一定の知能レベルを満たすことが確認できた。 これらの成果は,国内学会(つくばチャレンジ2009開催記念シンポジウム,日本知能情報ファジィ学会支部研究部会合同研究会2010,第58回知的制御研究部会,第11回システムインテグレーション部門講演会)での発表10件,国際会議(SICE Annual Conference 2010, SCIS & ISIS 2010)での発表8件を行った。
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