研究概要 |
平成24年度は,研究のまとめとして既存のセンサをJAUSコンポーネントとして扱うことができるJAUS Protocol Converterの開発とJAUSシステムの統合に関する研究および実験を行った。そのJAUS準拠EVコンポーネントの実証実験およびデモンストレーションの場として,(1)米国で開催されたIGVC2012大会、(2)日本で開催されたつくばチャレンジ2012への参加出場、(3)第25回国際計量計測展のアカデミックプラザに出展し、JAUS Protocol Converterの試作モデルの展示を行った。 2012年6月に参加したIGVC2012大会では、出場チーム47チーム中、総合部門で2位、今年度から始まった新しいAuto-Navチャレンジで3位、JAUSチャレンジでは、2位となるなどEVロボットの技術レベルにおいても、また、JAUSの実装においても米国の他大学と引けをとらない実績を残すことができた。 2012年11月に参加したつくばチャレンジでは,昨年度と同様2台の自律型EVロボットで参加した。開発したJAUS準拠EVコンポーネントを用い実装した2台の自律型EVロボットをつくばチャレンジコースでテストを行い,JAUS準拠EVコンポーネントの有効性を確認した。その内の1台は、520m以上走行した車両に贈られる認定書をもらうことができた。これらの成果は,国内学会(日本知能情報ファジィ学会知的制御研究会第61,62回知的制御研究部会)での発表6件,国際会議(SICE Annual Conference 2012,SCIS&ISIS2012)で発表6件を行った。
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