• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

スポーツ流体力学における新たな計測・解析方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22300219
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

仰木 裕嗣  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 准教授 (90317313)

研究分担者 太田 憲  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任准教授 (10281635)
瀬尾 和哉  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (60292405)
キーワードスポーツ流体力学 / 慣性センサ / スキージャンプ / フライングディスク / 円盤投 / 野球
研究概要

本研究では,スポーツにおいて飛翔する競技者や,ボールなどの飛翔体そのものに慣性センサを装着または内蔵し,センサから得られる信号から飛翔中にヒトやモノに作用した流体力を推定することを目的と.研究対象としては,ヒトの飛翔として,スキージャンプをとりあげ,モノの飛翔についてはフライングディスク,円盤投における円盤および野球ボールを研究対象としている.H22年度においては,スキージャンプにおける飛翔中のジャンパーの運動計測を2010年8月に白馬スキージャンプ場において実施した.身体重心,スキー板に装着した慣性センサにより運動を計測するとともに,側方からの高速度カメラ撮影によって,選手の運動を絶対座標から観測した.フライングディスクにおける飛翔観測においては,複数の高速度カメラを用いた飛翔期の三次元映像解析を行い,円盤の回転数,回転軸方向などの運動学変量を明らかにした.円盤投においては,慣性センサ内蔵の円盤の開発に着手し,女子用,男子用の円盤のプロトタイプを作成し,無線計測についての基礎実験を行った.フライングディスク,および円盤については,その空力特性を明らかにするために,実寸大のフライングディスク,円盤を用いた風洞実験を行ったこのうち円盤については大きさと重量による制限から,女子用の空力データが得られ,フライングディスクについては,実験は行ったものの,偏心と重量による振動が影響し,安定した空力データを得る事が出来なかったため,再度フライングディスクへの加工を行う事で実験をH23年度に行う事とした.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Measurement of kinematics of a flying disc using an accelerometer2010

    • 著者名/発表者名
      Reno Koyanagi, Yuji Ohgi
    • 雑誌名

      Procedia Engineering

      巻: Vol.2-2 ページ: 3411-3416

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Ski jumping flight skill analysis based on high-speed video image2010

    • 著者名/発表者名
      Masahide Murakami, Masato Iwase, Kazuya Seo, Yuji Ohgi, Reno Koyanagi
    • 雑誌名

      Procedia Engineering

      巻: Vol.2-2 ページ: 2381-2386

    • 査読あり
  • [学会発表] スキージャンプ飛翔の最適制御空間探査2010

    • 著者名/発表者名
      瀬尾和哉, 下山幸治, 仰木裕嗣, 村上正秀
    • 学会等名
      シンポジウム:スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス2010講演論文集
    • 発表場所
      東京工業大学,東京
    • 年月日
      2010-11-04
  • [学会発表] 慣性センサを使用したフライングディスクの運動力学推定2010

    • 著者名/発表者名
      小柳玲乃, 仰木裕嗣
    • 学会等名
      日本機械学会第88期流体工学部門講演会
    • 発表場所
      山形大学,山形県
    • 年月日
      2010-10-30

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi