研究概要 |
(1)平成22年度調査の解析 1.平成22年度調査で得られた約200世帯のデータについて全体集計を行い,世田谷区,保育園および回答者にフィードバックするとともにHPでも公開した。個別データについては,世帯ごとにフィードバックした。 2.横断データを用いたデータ解析を研究分担者および連携研究者が行い,2回の班会議で解析結果を検討した。解析により,母親の心理的ストレス反応が高いことが子どもの朝食摂取頻度の低下と関係すること,父親のワーカホリズム傾向が高いほど子どものBMIが高くなること,などが明らかにされた。 (2)HPの作成とニューズレターの発行 HPを新たに作成し,研究成果を内外に広く発信するための基盤を整備した。また,研究協力者に,月1回ニューズレター(後にメールマガジン)を月1回ずつ発行し,研究への関心を維持してもらうための配慮を行った。ニューズレターでは,予防接種,インフルエンザ,花粉症など保護者の関心の高い内容,季節に応じた内容を提供した。ニューズレターのバックナンバーはHPに掲載している。 (3)平成23度調査の実施 1.第2波調査(世田谷区)を実施したほか,対象者を増やすために目黒区を対象とした第1波調査を新たに実施した。 2.調査に回答した約460世帯に対して,世帯ごとにフィードバックを行った。
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今後の研究の推進方策 |
データ収集を依頼する保育所の数を増やすことを検討し,回答者数の増加を図ることを検討する。また,データ収集方法として質問紙の郵送のほか,WEBによる収集も検討する。さらに,過去2年間のデータベースを整理するとともに,今後の調査で収集されるデータを効率よく蓄積するための方法を検討する。
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