研究課題/領域番号 |
22300232
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
芳賀 博 桜美林大学, 自然科学系, 教授 (00132902)
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研究分担者 |
安村 誠司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50220158)
高橋 和子 宮城大学, 看護学部, 准教授 (00315574)
斉藤 恭平 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (40279443)
岡本 秀明 和洋女子大学, 生活科学系, 准教授 (30438923)
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キーワード | 役割 / 社会的ネットワーク / 健康関連QOL / 参加型行動研究 / 地域介入研究 |
研究概要 |
本研究は、(1)「虚弱高齢者」から「極めて元気な高齢者」まで、その体力レベルに応じた「地域社会での役割」の見直しと発掘を行い、(2)それらの実践への応用が地域高齢者の社会的ネットワークの構築と促進にどの程度影響するのかを検証するとともに、(3)健康増進効果や生きがい・生活満足度への波及効果を明らかにすることを目的としている。今年度は、研究の初年度にあたり、大都市部(芳賀、齊藤、岡本担当)、地方中核都市部(安村担当)、地方中心都市部(高橋担当)の3地区から調査協力地区を選定し、ベースライン調査を行った。 1.調査対象地区と調査の方法 大都市部として神奈川県座間市(S地区、H地区)の65~79歳の1,153人、地方中核都市部として福島県福島市(H地区、N地区)の65~84歳の1,225人、地方中心都市部として宮城県大崎市(A地区)の65~69歳の719人を調査対象として抽出した。調査は、3地区とも郵送法で行った。調査の実施期間は、座間市:平成23年1月21日~31日、福島市:平成23年2月9日~18日、大崎市:平成23年1月24日~2月10日であった。 2.調査項目 (1)基本属性(性、年齢、世帯構成、教育歴、仕事の有無、居住歴、暮らし向きなど)(2)地域での活動(社会活動、ボランティア活動)(3)社会的ネットワーク・サポートに関する項目((1)ネットワーク:親族、近隣、友人とのつき合いの有無と人数(2)サポート:受領サポート)(4)健康とQOL項目(通院の状況、介護認定状況、閉じこもり、活動能力、主観的健康感、SF-8)など 3.結果 回収数(率)は、座間市:968人(84.0%)、福島市:1045人(85.3%)、大崎市:378人(52.6%)であった。現在地区ごとに分析を進めているところである。得られた結果は、対象地区ごとにまとめ、その報告会を5月以降を目途に開催する予定で準備を進めている。
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