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2011 年度 実績報告書

自然共生型の生活文化・行動を内包するマイナーサブシステンス(遊び仕事)研究の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22300248
研究機関京都府立大学

研究代表者

三橋 俊雄  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (60239291)

研究分担者 田中 和博  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (70155117)
檜谷 美恵子  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (60238318)
中尾 史郎  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (10294307)
小林 正秀  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (10468259)
キーワードマイナーサブシステンス / 遊び仕事 / 自然共生 / 生活文化 / サブシステンス(自立自存)
研究概要

本研究は、人間生活と自然が乖離し、ゆえに自然が荒廃しつつある現代において、自然共生型の生活文化・行動を内包する「マイナーサブシステンス(遊び仕事)」に着目し、地域・生活デザイン計画学、生活科学、農学、生態学、道具学、博物館学などの視点から、領域を超えた「知の融合」として、1)丹後半島全域を対象とした「遊び仕事」の踏査・発見、2)消滅が危惧される「遊び仕事」の生活文化・技術の記録・保全・伝承、3)「遊び仕事」を可能ならしめてきた自然環境の保全、4)「遊び仕事」を活用した自然共生教育と地域活性化計画について考究し、5)現代日本人をして「自然共生行動」の第一歩、ブレークスルー(突破口)となり得る「遊び仕事」の今日的価値・役割について検討するものである。
1)「遊び仕事」の生活文化・民俗学的採集:京都府丹後半島に位置する宮津市由良地区、福知山市雲原地区を主たるフィールドとして、海・山・川における「遊び仕事」の実態について、インタビュー・参与観察を軸に、調査・採集を実施した。
2)「遊び仕事」に見られるサブシステンス(自立自存)の価値:今日の市場経済に頼らない人間の生き方、人間と自然とが対等な立場でふれあえる自然共生のあり方などの視角から、その現代的意味(サブシステンス)について検討した。
3)「遊び仕事」の自然共生的価値に関する科学的解明と保全・管理研究:地域・生活デザイン計画学、森林科学、生態学、道具学などの視点から、「遊び仕事」に関する自然共生的価値について、学際的な視点から解析・検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

「遊び仕事」の丹後半島広域調査を計画中であるが、自治体にアンケート配布依頼するにはその概念が理解されにくく、遊び仕事の実践者まで届きにくいことが判明した。そこで、現在、面接調査を計画中であり、計画がやや遅れている状態である。

今後の研究の推進方策

上述した丹後半島広域を対象とした「遊び仕事」の踏査・発見、消滅が危惧される「遊び仕事」の生活文化・技術の記録、「遊び仕事」を活用した自然共生教育についてまとめていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 遊び仕事を通したSubsistenceの再考2012

    • 著者名/発表者名
      三橋俊雄
    • 雑誌名

      日本デザイン学会特集号「デザイン思考」

      巻: 第20巻1号 ページ: 28、33

    • DOI

      ISSN 0919-6803

  • [備考]

    • URL

      http://kankyokyoiku.web.infoseek.co.jp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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