• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

自然共生型の生活文化・行動を内包するマイナーサブシステンス(遊び仕事)研究の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22300248
研究機関京都府立大学

研究代表者

三橋 俊雄  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (60239291)

研究分担者 中尾 史郎  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 准教授 (10294307)
小林 正秀  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 講師 (10468259)
檜谷 美恵子  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (60238318)
田中 和博  京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (70155117)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードマイナーサブシステンス / 遊び仕事 / 自然共生 / 生活文化 / サブシステンス / 自立自存 / 持続可能な発展
研究概要

2002年12月の国連総会において,「国連持続可能な開発のための教育の10年(Education for Sustainable Development, 2005~2014)」が決議された.それは,持続可能な世界の実現、人と人,人と自然のつながりを大切にする地域づくり,そして,それらの基礎となる教育の重要性をうたったものである.
本研究は, 京都府北部の丹後半島全域を対象として,人間生活と自然が乖離し, ゆえに自然が荒廃しつつある現代社会において, 自然共生型の生活文化と行動を内包する「遊び仕事」に着目し, 「遊び仕事」が現代日本人の生活行動を自然共生に向かわせる第一歩, 人間生活と自然を結びつけるブレークスルーとなり得ると確信し, 「遊び仕事」の今日的あり方について検討を重ねた.
一方, 筆者は, イヴァン・イリイチの主張である「サブシステンス(自立自存)」概念との出逢いを契機として, 従来の「遊び仕事=マイナーサブシステンス」という捉え方が, 単に「遊び仕事」を経済的活動としてのサブシステンス(生業)との関連で定義付けされていることに対して,「遊び仕事」を人間のサブシステンス(自立自存)な行為(遊び仕事=サブシステンス)として捉え直そうと考えた.
本研究では, 元来, 自然との共生の中で行われてきた人間生活の諸活動が「体制・市場・産業的サービス」の受け手に甘んじ, その結果,ヴァナキュラーな生活・活動が消失し, 生活の自立・自存の基盤が破壊されつつある現在, ほんとうの豊かさや人間らしい生き方, そして社会とは何かを求めて, 現代社会において忘れかけ, 消滅しかけている「遊び仕事」を, 人間のサブシステンスな行為・活動としてとらえ直し, その結果、サブシステンスの今日的価値として、必要十分、もったいない、互酬性、共同体規範、非市場経済などの視点を抽出した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 遊び仕事の自然共生・Subsistenceな生き方の再考 -自立自存の今日的価値に関連して- Reconsideration the meaning of“subsistence”through Asobi-Shigoto - Related to the value of today for subsistence (self-existence) -2013

    • 著者名/発表者名
      三橋俊雄
    • 雑誌名

      Desognシンポジウム2012 講演論文集

      巻: 1 ページ: 527、532

    • DOI

      no

  • [雑誌論文] 遊び仕事を通したSubsistenceの再考2012

    • 著者名/発表者名
      三橋俊雄
    • 雑誌名

      日本デザイン学会特集号「デザイン思考」

      巻: 第20巻1号 ページ: 28、33

    • DOI

      ISSN 0919-6803

  • [学会発表] 京都府北部における自立自存的な生き方の探求

    • 著者名/発表者名
      佐々井 俊文
    • 学会等名
      日本デザイン学会
    • 発表場所
      札幌市立大学

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi