平成22年度においては、次年度以降の調査項目を定めるため(1)文献調査、(2)日本およびスウェーデンにおいてセイフ・コミュニティの認証を受けている(あるいは目指している)自治体へのヒアリング調査、(3)長野県小諸市における住民の安全・安心およびセイフ・コミュニティ活動の評価に関するアンケート調査、などを実施した。詳細は以下の通りである。 (1)文献調査:WHOおよびカロリンスカ研究所によって発行されたセイフ・コミュニィティ活動関連の文献、公衆衛生領域研究者の論文、各自治体の活動状況などに関する文献を収集し、その内容を把握した。 (2)自治体へのヒアリング調査:京都府亀岡市、長野県小諸市、スウェーデンのFalun市およびFalkoping市のセイフ・コミュニティ活動担当職員へのヒアリング調査を実施し、活動の概要について伺った。 (3)小諸市のアンケート調査:これより認証を目指している小諸市において、住民4000名に対し、市内の安全・安心の現状、およびセイフ・コミュニティ活動の認知状況などに関するアンケートを実施した。 上記の研究を踏まえ、平成23年度は調査内容の確定およびアンケートの集計・分析を行う。
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