研究課題/領域番号 |
22300266
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (60322856)
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研究分担者 |
大塚 雄作 京都大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00160549)
人見 久城 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10218729)
古屋 光一 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10374753)
細川 和仁 秋田大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (30335335)
荻原 彰 三重大学, 教育学部, 教授 (70378280)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | コンピテンス / 能力 / 資質 / 科学教育 / カリキュラム / 評価 / 人材育成 |
研究概要 |
本研究は、4年間の研究期間の最終年度に当たる。研究会は現職教諭5名と研究分担者5名で組織され、北大東京オフィスで3回、また千葉大附属中学校でのコンピテンス公開授業、さらに9月三重大学における科学教育学会の課題研究時と、延べ5回実施された。その概略は以下の通りである。 1)国内外の文献研究や海外調査を整理し、日本の科学教育に求められるコンピテンスについて集積を進めた。2)コンピテンス基盤型教育を進めるフィンランドの国家教育委員会、才能教育を展開するPaivolaを調査し、能力、資質、態度についての調査を実施した。3)探究に求められる能力について詳細に分析し、集めた能力観との摺り合わせを行った。4)これらの知見を元に、日本の科学教育に求められるコンピテンスについて、「科学的に探究する」、「科学と向き合う」、「科学の学びの基礎を築く」の3つのカテゴリーを設定し、ティームワーク力、数理能力、芸術的センス、正確性、学習方略、倫理、情報処理、メタ認知など、明らかになった能力を組み込んだ樹形図を設計した。5)樹形図を元に、具体的なカリキュラムの設計を中学校2年生に限定してコンピテンス基盤型科学教育の設計を行った。6)研究協力者の所属校(千葉大学附属中学校)でコンピテンスに基づいた授業実践ジグソー学習を用いて実践し、その有効性の検証を行った。得られた情報を元に、科学教育におけるコンピテンスの修正を行った。7)2013年度日本科学教育学会「課題研究」にて、これらの研究成果を公開し、広く意見を求めた。8)研究成果を整理し、「コンピテンス基盤型科学教育の創造-初等・前期中等教育を中心に-」とする報告書を作成した。これは後日pdfファイル化し、HPなどでダウンロードできるようにする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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