研究課題
1.実物標本にもとづく地球環境学習プログラムの構築と実践:自然史博物館の役割の一つは、現在起きている地球の様々な現象を理解するためには、地球と生命の歴史を知るために、地球と生命の歴史について理解を深め,現在および未来の地球について考える場と情報を提供することである。そこで、実物標本にもとづく地球環境学習プログラムとして、常設展示の展示標本と解説資料を活用した、地球の歴史の中でおきた現象と,その現象を生じさせた地球システムについて理解できる双方向形式の連続講座「地球46億年ものがたり」(全9回)を開催した。また、外部講師による最新の研究成果を紹介する機関活用講座「地球史・生命史を解読する」(全6回)を実施した。2.地球史・生命史の認識度把握と、科学リテラシー育成のための調査:上記学習プログラムの参加者および博物館展示解説ボランティアに、講座を通した地球史・生命史の理解度についてのアンケートを実施した。その概要と結果について論文化し、学術雑誌に投稿準備中である。なお、各学習単元を理解するために抽出した科学的基礎知識の学習要素の一覧表を作成と、学習指導者の科学リテラシーの養成・育成のための事例調査のまとめについては、今後の課題である。3.地球史・生命史イベント年表の再構築と、地球史・生命史データベースの構築:現在までに明らかとなった地球史46億年の間に起きたイベントと,その要因となったと考えられる地球システムの相互作用を理解するための総合年表作成の準備を進めた。また、その総合年表をもとに,これまでに生命の星・地球博物館が蓄積・所蔵する標本や画像など各種資料によるデータベースを構築し、それを活用した学習資料や展示資料を製作する準備を進めた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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神奈川県立博物館研究報告(自然科学)
巻: 43 ページ: 73, 97
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http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/epacs/index.htm
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/sand/index.html