研究課題/領域番号 |
22300289
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
西之園 晴夫 京都教育大学, その他部局等, 名誉教授 (90027673)
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研究分担者 |
西岡 正子 佛教大学, 教育学部, 教授 (40208145)
松本 哲 神戸大学, 経済経営研究所, 助教 (60388238)
鈴木 克明 熊本大学, 社会文化科学研究科, 教授 (90206467)
青木 久美子 放送大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90392290)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 協調学習 / 高等教育 / 職業能力の開発 / ノンフォーマル / 組織シンボリズム / 学習プラットフォーム |
研究概要 |
2010年度はe-ラーニングを基盤とした学習システムを開発し,少人数ではあるが新職能人財の調査を実施して評価することを計画した.西之園らによるCMOSアナログ回路の教材開発と,松本によるクラウドコンピューティングを利用してのLMSのプロトタイプ開発と試行を実施した.学生,中小企業の技術者による少人数のグループ学習を実施し,積極的に学習に参加する状況を実現できた. 2011年度は中規模の実施を目指して学習コースを開発することを目指したが,中小企業内技術者の参加を予想していたがものづくり産業の経営が厳しい状況であったので,十分な参加は得られなかった.結果的には3科目を開講したが,受講者数は当初200名を目指していたが約3分の1にとどまった.しかし,実験を実施する小グループの教材を開発し,大学院生の学習支援者による学習支援方法についていろいろな知見が得られた. 2012年度は最大1科目600名定員規模のコースの開発することを計画したが,財政規模が限られていたためにプロトタイプの開発に終わった.コース開発は学習者のニーズを重視し複数の場所で分散して自律学習を実現するために学習ガイドブック開発し,学習プラットフォームという概念で討議を活発化することに成功した.この場合,理論的枠組みとして「知識はシンボルの集合体として記述されている」という仮説と「学習はシンボルの意味を読み解くことである」という作業仮説を形成した.国際的な研究動向にも十分に配慮しながら,開発計画を評価するために,電気通信大学岡本敏雄教授(当時)の科研の協力も含めて2013年2月9日に「学びのコストと働くスキル」というテーマでフォーラムを開催し,京都大学,名古屋大学の高等教育関連センター,佛教大学,京都府下の企業からの参加を得て問題提起し行い高等教育におけるコストと職能教育の重要性についての議論を深めることができた.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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