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2010 年度 実績報告書

認識と動作のインタラクションモデルに基づくスキル学習支援環境

研究課題

研究課題/領域番号 22300290
研究機関和歌山大学

研究代表者

曽我 真人  和歌山大学, システム工学部, 准教授 (60252839)

研究分担者 瀧 寛和  和歌山大学, システム工学部, 教授 (10304180)
キーワード学習支援 / 教育工学 / デッサン / 絵画 / スキル / ヒューマンコンピュータインタラクション / スポーツ / 分析支援
研究概要

1.ARを用いたスケッチ学習支援環境の構築
平成22年度は,モチーフをCGで構築した仮想物体に替え,ARtoolkitを用いて,机上にマーカを置き,学習者がビデオシースルー型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を目に装着してマーカを見ると,マーカ上にモチーフがCG映像として重畳表示される仕組みを実現した.特に,モチーフの外接立方体の表示機能など,スケッチ学習を支援する機能を充実させた.
2.屋外用モーションキャプチャシステムを用いたスポーツ時の身体動作の分析
これまで,全身のモーションキャプチャシステムは,光学式が主に用いられてきた.これは,複数台のカメラで囲まれた狭い領域で,被験者が全身にマーカを装着して測定する方式である.この方式は,測定範囲が狭いため,野球のスウィング動作など,移動がほとんどない動作のみ計測が可能であった.このため,野外の広い範囲を動き回るスポーツの動作は,ビデオ撮影による一視点からの映像での分析でのみ行われてきており,自由に視点を選んでの分析は不可能であった.そこで,ワイヤレス・モーションキャプチャシステムIGS-190を使用する.これは,身体各部に慣性センサを合計18個装着し,各部の空間内での方向をリアルタイムに計測しPCにデータを送信できる装置である.この装置は,もともと,CG映画製作を目的として作成されたものであり,これまで,スポーツの動作解析にはあまり用いられてこなかった.そこで,これを適用するより,フィールドでのスポーツについて,熟練者と初心者の動作の違いを分析する、具体的には,バトミントン,バスケットボール,弓道のスポーツの動作の分析を行った.

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 6件)

  • [雑誌論文] 熟練者と学習者の視点を統合するスキル動作提示手法の提案2011

    • 著者名/発表者名
      西野友泰, 曽我真人, 瀧寛和
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2011論文集

      ページ: 303-306

    • 査読あり
  • [雑誌論文] モーションキャプチャシステムを利用した左右反転動作スキル習得支援環境の構築2011

    • 著者名/発表者名
      石井和喜, 曽我真人, 瀧寛和
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2011論文集

      ページ: 327-330

    • 査読あり
  • [雑誌論文] バスケットボールのシュート時の熟練者と初心者の全身フォーム比較分析と学習支援環境の設計2011

    • 著者名/発表者名
      安松谷亮宏, 曽我真人, 瀧寛和
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2011論文集

      ページ: 535-538

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 視点を自由に設定可能な人物の輪郭線スケッチ学習支援環境の構築2011

    • 著者名/発表者名
      山田卓, 曽我真人, 瀧寛和
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2011論文集

      ページ: 555-558

    • 査読あり
  • [雑誌論文] AR-Supported Sketch Learning Environment by Drawing from Learner-Selectable Viewpoint2010

    • 著者名/発表者名
      Shirouchi Kazuya, Soga Masato, Taki Hirokazu
    • 雑誌名

      Proceedings of the 18th International Conference on Computers in Education (ICCE 2010)

      ページ: 533-537

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ARを用いた自由な構図によるスケッチ学習支援環境2010

    • 著者名/発表者名
      城内和也, 曽我真人, 瀧寛和
    • 雑誌名

      第35回教育システム情報学会全国大会講演論文集

      ページ: 155-156

  • [雑誌論文] 熟練者と非熟練者のリンゴの皮むき動作における比較分析と皮むきスキルの抽出2010

    • 著者名/発表者名
      太田沙織, 曽我真人, 山本奈美, 瀧寛和
    • 雑誌名

      第35回教育システム情報学会全国大会講演論文集

      ページ: 357-358

  • [雑誌論文] Comparison of Experts' between Non-experts' Apple Peeling Skills and the Designing of Learning Support System2010

    • 著者名/発表者名
      Saori Ota, Masato Soga, Nami Yamamoto, Hirokazu Taki
    • 雑誌名

      Proceedings of 2010 IEEE International Symposium on Multimedia

      ページ: 266-271

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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