研究課題/領域番号 |
22300291
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
矢野 米雄 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (40035663)
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研究分担者 |
松浦 健二 徳島大学, 情報化推進センター, 准教授 (10363136)
金西 計英 徳島大学, 大学開放実践センター, 教授 (80204577)
田中 俊夫 徳島大学, 大学開放実践センター, 教授 (00263872)
光原 弘幸 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (90363134)
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キーワード | ランニング / 教育工学 / スキル |
研究概要 |
本研究では、ランニング支援の方法として、同期性/非同期性の軸と、個人/集団の軸を直行座標系の支援軸として定義している。従来、ランニング等の移動を伴う運動においては非同期に支援する枠組みが主であった。これに対し、同期支援の枠組みも採用する新しい支援モデルを提案する。 本研究は、ランニングを対象に知識獲得と身体知獲得を融合させた支援を行う。すなわち、まずランニングにおける注意点や意識すべき訓練方法を明示的に知識として与える。ただし、センサ技術とアクチュエータの実装により、訓練中にリアルタイムにランニングを支援するものである。さらには、集団的な学びの場を通して、モチベーションを高める機会を生みだす。 (1)研究全体方針の決定、調査、検討 関連する研究を抽出し、学会横断的、分野横断的に調査を実施した。さらに、学習対象のランニングスキル特性を明らかにするべく、運動データ取得方法を設計した。それと並行して、運動者のスキル習熟過程を考慮した学習プロセスを議論し、モデル化した。評価設計としては、この学習プロセスに沿った形で実施した。 (2)単体支援方法の検討とシステム開発 運動データの蓄積をデバイス単体で行えるようにデバイス上のメモリ上に実装する方式を設計した。このオンメモリデータを基に、ランナーにフィードバックする支援方法を初期実装した。 (3)分散モデルの検討 単体モデルを拡張し、デバイス間のアドホックによるメッシュネットワークの構成を実装した。学習集団における行動変容の心理を利用したアウェアネス支援の枠組みを検討した。
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