研究課題
本年度は本研究の最終年度であった。平成22年度には、学習者読解コーパス、読解自動評価法、作文自動評価法の各研究における改良点の検討、並びに研究動向調査を行った。各研究において改良点も検討した。平成23年度には、学習者読解コーパス、読解自動評価法、作文自動評価法の研究を行った。特に、学習者コーパスにおける研究では、英語の運用として、これまで開発してきた読解だけでなく、聴解、作文、発話といったいわゆる四技能に即した運用データを用いて英語学習者の総合的な運用能力を反映するコーパスを開発した。本コーパスの妥当性を検証し、第二言語学習者の言語能力を推定する自動評価法の検討も行った。平成24年度は、本コーパスの妥当性を検証し、本コーパスの課題を検討した。特に、コーパスデータが英語学習者の習熟度などを自動判定するなど定量的な分析を行う際の言語資源として有用であるか、また、学習者の特徴や習熟度の遷移を調べるなど定性的な分析を行う際の言語資源として有用であるかと言った観点から検証を行った。そして、先述の本コーパスの妥当性の検証結果と共に、本コーパス公開準備を行った。開発したコーパスの妥当性検証の研究において、収集されたコーパスデータが英語学習者の能力を適正に範囲英しているかどうか定量的な検証を行い、計算言語学、応用言語学を扱う学会・研究会において成果報告を行った。また、本コーパスに残された課題を定量的、また定性的に分析し、今後修正が必要な項目を検討した。特に、コーパスデータに言語情報や解析結果といった二次的な情報を追加することで、その妥当性が高まると考えられるため,検証を行った。また、二次的な情報として、英語学習者の発音や作文に対する評価データを、応用言語学を扱う学会・研究会や文献資料に基づいて検討した。さらに、本研究の手法の一つの援用として、手話言語学習者コーパスの提案も行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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http://nlp.i.ryukoku.ac.jp/