| 研究分担者 |
西内 悠祐 高知工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教 (00455172)
芝 治也 高知工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (20270366)
山口 巧 高知工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (30230361)
妻鳥 貴彦 高知工科大学, 工学部, 講師 (60320123)
|
|---|
| 研究概要 |
本研究では,教師と学生用のPC画面の共有化を基本とした双方向授業支援システムを発展させ,学生には自らの学習進度に応じて,あたかも教師が見守ってくれていて与えてくれているように感じられるようなチュータリングシステムのプロトタイプ構築を行うことを目的としている。
平成22年度前半は,初期段階として学内外の空間的制約のある複数地点間に点在する教員と学生による夜間補習授業に対応できるように,現有の本校教員研究室と学生寮の2地点でのシステム実践から「複数地点分散の双方向型授業支援システム」の実践へと拡張させるための仕様確認と動作検証を行った。プラットフォームとして構築した,多地点で遠隔補習支援するシステム「TERAKOYA」における実践による評価では,教員が自宅,学生が学生寮の複数居室に偏在している環境においても自主学習指導に使用できることが確認することができた。また,学生によるアンケート結果から教員と学生が対面した状態で行う自主学習指導と変わらない効果を得られる可能性についても確認することができた。
本今年度後半においては,教員が自宅,学生が寮または自宅にいる状況での実践を行い,十分に自主学習指導に使用できることを確認した後,「TERAKOYA」を利用した「寄り添い教育」実現に向けての一手法として,タブレットPCにUSB接続するサブディスプレイを用いて,複数の学生が疑問を抱くであろう事項のヒント画面を幾つかサブディスプレイ上に表示し,必要に応じて学生が参考にするという手法を試みた。これによって,教員側の負担を軽減できる可能性を確認することができた。
|
