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2010 年度 実績報告書

科学技術への市民参加に「討論型世論調査」の手法を活かす可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22300301
研究機関北海道大学

研究代表者

杉山 滋郎  北海道大学, 大学院・理学研究院, 教授 (30179171)

研究分担者 三上 直之  北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (00422014)
藏田 伸雄  北海道大学, 文学研究科, 教授 (50303714)
佐藤 和夫  酪農学園大学, 酪農学部, 准教授 (70347756)
柳瀬 昇  駒澤大学, 法学部, 准教授 (90432179)
鳥羽 妙  尚絅学院大学, 総合人間科学部, 講師 (70437086)
キーワード討論型世論調査 / 市民参加 / BSE / 熟議 / 科学技術コミュニケーション
研究概要

科学技術への市民参加を促進するために討論型世論調査という手法がどのように使えるか、どのように有効かを実証的に検討することを目的に、平成23年度の夏~秋に、BSE全頭検査のあり方をテーマに、札幌市民を対象にした討論型世論調査を実施する予定であり、それにむけて、冊子版およびビデオ版の情報提供資料を作成した。
食肉加工場や畜産農家への取材調査を行うとともに、プリオン病の専門家、消費者団体の専門家、食品流通業の専門家などへのヒアリングなどを通して、BSE問題の全体像を把握し、何が論点になるか、市民をまじえての討論においてどの程度の詳細な/専門的な情報提供が必要であるか等について検討を重ねた。
ビデオ版の情報提供資料を作成するにあたって、冊子版との関係をどうするか、誘導にならないよう留意するときのポイントが冊子の時とは違うことなどについて、具体的な事例に基づいて検討することができた。
またアンケートの作成にむけて、欧米のおける実施例を調査するとともに、米国スタンフォード大学のフィシュキン教授らの助言を得て、「意見の変化」を有効に検出するための問いの立て方について検討を深めた。
討論型世論調査をメディアとの連携のもとで進めるために、北海道新聞社および北海道新聞情報研究所の支援を得るために、連携のあり方について協議・検討を進めた。
以上の結果をもとに、冊子版・ビデオ版両タイプの情報提供資料を作成して、被験者に送付するとともに、ウエブサイトでも公開し、平成23年夏から秋にかけ討論型世論調査を実施することへと繋げた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://forum.hucc.hokudai.ac.jp/dp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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