研究課題/領域番号 |
22310013
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
原 圭一郎 福岡大学, 理学部, 助教 (10390593)
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研究分担者 |
林 政彦 福岡大学, 理学部, 教授 (50228590)
塩原 匡貴 国立極地研究所, 気水圏, 准教授 (60291887)
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連携研究者 |
橋田 元 国立極地研究所, 気水圏, 准教授 (00280537)
森本 真司 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (30270424)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 南極ヘイズ / エアロゾル / 物質循環 / 海塩成分 / 海氷 |
研究概要 |
南極で出現するヘイズの物理的・化学的特性、空間分布、出現頻度に関する知見を得るために、昭和基地において、エアロゾル・ガスの同時観測を実施した。得られた観測データと過去のデータの再解析から、強風下で起きる海氷域からの海塩粒子放出がヘイズ現象の主要因であることが示された。ヘイズの出現頻度は7-9月に増加しており、海氷面積の季節変化との対応が確認された。ヘイズ層は主に地上近傍~2kmの高度で観測されることが多かったが、4kmまでエアロゾル層が広がった例も確認された。極夜明け時期(8-10月)のヘイズ現象時にオゾン濃度も確認されたことから、ヘイズ現象は大気化学過程と密接に関連していることが示唆された。
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