研究課題/領域番号 |
22310046
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
由里本 博也 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00283648)
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研究分担者 |
阪井 康能 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (60202082)
奥 公秀 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (10511230)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | メタン / メタノール / ホルムアルデヒド / C1微生物 / メタン資化性細菌 / メタノール資化性酵母 / メタノール資化性細菌 / 代謝制御 |
研究概要 |
メタンやメタノール、ホルムアルデヒド(HCHO)などのC1化合物を利用する微生物のC1化合物代謝制御の分子基盤に立脚した環境技術開発を目的に、以下の2項目に関する研究を行った。 1. ホルムアルデヒド代謝機能強化による高機能メタン資化性細菌の創出と利用 ホルムアルデヒド資化経路の一つであるリブロースモノリン酸経路の鍵酵素(Hps, Phi)遺伝子について、メタン資化性細菌Methylococcus capsulatus Bath株由来のHps-Phi融合酵素をセリン経路を保持するMethylosinus 属細菌に導入した株は、メタンのみを炭素源とする培養では生育能低下が見られていたが、様々な培養条件を検討したところ、五単糖の添加によりその生育が回復したことから、Hps-Phiの高発現により基質となる糖リン酸が不足していたことが示唆された。 2. ホルムアルデヒド代謝機能強化によるメタノール資化性菌有用物質生産系の高効率化 メタノール資化性酵母異種遺伝子発現系の強化に向け、メタノール誘導性あるいはホルムアルデヒド誘導性遺伝子発現に関わる転写因子の機能解析を行った。グルコース抑制に関わる転写活性化因子Mig1を破壊することにより、メタノール誘導初期段階での転写活性化を早めることに成功した。一方、Hps-Phiを導入したMethylobacterium extorquens AM1株については、Hps-Phiの高発現により菌体収量が減少したが、Hps-Phiの基質やエネルギー源を補う化合物の添加効果を検討し、菌体収量減少の原因がエネルギー源の不足によるものであることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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