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2012 年度 実績報告書

シングルセル解析を目指したゲノムDNA単分子操作・解析マイクロデバイス開発

研究課題

研究課題/領域番号 22310080
研究機関東京大学

研究代表者

小穴 英廣  東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20314172)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードゲノム / バイオテクノロジー / ナノバイオ / マイクロ・ナノデバイス
研究概要

本研究課題においては、顕微鏡下・マイクロ流体デバイス中で、狙った1 個の細胞(シングルセル)から単離したクロマチンファイバーおよびゲノムDNAを対象とし、「顕微鏡下・その場」で特定の修飾を受けたヒストンの蛍光ラベル及びマッピンッグを行うという、個々のゲノムDNA に対するエピジェネティクス解析手法の基盤技術確立を目的としている。また、この手法を実施する際に有用な特異的塩基配列検出技術など周辺技術開発にも取り組む事としている。本年度は、前年度に引き続きクロマチンファイバーを展開・固定するためのマイクロ流体デバイスの改良を進め、個々のクロマチンファイバーを、より効率良く展開・固定する事が可能となった。そして、マイクロ流体デバイス内に展開・固定した個々のクロマチンファイバーに対する免疫染色実験を行い、クロマチンファイバー上のGFPに対する免疫染色が可能であることを確認することができた。またこれと並行し、免疫染色による空間的位置情報検出の際に併用することが可能な、任意の塩基配列を検出・捕捉する新奇プローブに開発についての研究にも取り組んだ。
一方、マイクロ流体デバイス中における局所的な環境場の形成・制御への応用が期待される、新奇ジャイアントベシクル形成についても研究を継続的に進め、この、マイクロ流体デバイス内で形成されるジャイアントベシクルは、ユニラメラ構造を持つという知見を得た。この研究結果は、Soft Matter誌において発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Direct Formation of Giant Unilamellar Vesicles from Microparticles of Polyion Complexes and Investigation of Their Properties Using a Microfluidic Chamber2013

    • 著者名/発表者名
      Hidehiro Oana
    • 雑誌名

      Soft Matter

      巻: in press ページ: in press

    • DOI

      10.1039/c3sm00089c

    • 査読あり
  • [学会発表] 相同組換えタンパクを用いた特定塩基配列探索技術の開発

    • 著者名/発表者名
      小穴英廣
    • 学会等名
      第25回化学とマイクロ・ナノシステム研究会
    • 発表場所
      熊本県 熊本市 崇城大学
  • [学会発表] REAL-TIME FISH USING OPTICALLY-DRIVEN MICROSPHERES FUNCTIONALIZED BY THE HOMOLOGOUS RECOMBINATION PROTEIN, RecA

    • 著者名/発表者名
      Hidehiro Oana
    • 学会等名
      16th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences
    • 発表場所
      沖縄県 宜野湾市 沖縄コンベンションセンター

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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