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2012 年度 実績報告書

エージェントベース社会システム分析のためのシミュレーションアーキテクチャ研究

研究課題

研究課題/領域番号 22310090
研究機関東京工業大学

研究代表者

出口 弘  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (60192655)

研究分担者 田沼 英樹  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 講師 (50396892)
市川 学  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 助教 (60553873)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードエージェントベースモデリング / SOARS / 社会アーキテクチャ / 社会シミュレーション / 交換代数 / メソスケール
研究概要

本研究では我々が開発した社会シミュレーション言語SOARS<http://www.soars.jp>を基盤に、現実の社会経済の課題解決・政策デザインを行うための枠組みとツールを提供することを目的に研究開発を行った。実社会を対象とした複雑なシステムの解析では、様々なアスペクトからのモデルを接合した全体システムの挙動を理解し、更にそこに政策的なオプションを加える事で何らかの制約充足条件を満たすようなソリューションを見いだすシナリオ解析が求められる。成果として(1)エージェントベースのモデリングによって異なったアスペクト、異なった語彙を持つモデルコンポーネントをマイクロレベルで接合させる手法を開拓(2)この様なマルチアスペクトモデルの挙動を解析するために我々の開拓した役割指向概念を持つエージェントベースシミュレーション言語 SOARS上に、モデルコンポーネントをプログラムモジュールとして導入し(3)これらの枠組みとツールを二つの具体的な領域で応用を試みた。一つは公衆衛生学的な課題であり、もう一つがエネルギーマネージメントシステムに関する課題である。前者では感染症に関する対策や救急車の搬送問題等を扱い、後者ではスマートグリッドと対比的なボトムアップでHEMS, BEMS, CEMSを包摂するエージェントベースのエネルギーマネージメントシステムを提案した。後者ではエージェントベースモデリングに交換代数という簿記を抽象化した代数系の状態記述を導入し、エージェントベースシミュレーションにダブルエントリーの状態記述を導入するアーキテクチャを確立した。また後者に関連して特許を2件申請した。今後は相互に境界条件を構成する複数のモジュールと政策的なオプションをマイクロからメソスケールの粒度で接合させ課題解決の討議空間を構築するエージェントベースのモデリング理論と方法と手法を開拓していきたい。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Optimized E-government user support allocation and its influence on citizens' adoption of E-government: An agent based approach2013

    • 著者名/発表者名
      Shuang Chang
    • 雑誌名

      International journal of knowledge and systems science

      巻: 未定 ページ: 未定

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 情報透過型社会の社会システム論2012

    • 著者名/発表者名
      出口弘
    • 雑誌名

      社会・経済システム

      巻: 33 ページ: 125-133

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Pandemic Influenza Virus Surveillance2012

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Inamasu
    • 雑誌名

      Emerging Infectious Diseases

      巻: 18 ページ: 1882-1885

    • 査読あり
  • [学会発表] ABSとビルシミュレーションを用いたエネルギーシミュレーションによるDRの評価手法2013

    • 著者名/発表者名
      高橋悟
    • 学会等名
      計測自動制御学会
    • 発表場所
      第3回社会システム部会研究会講演会、盛岡
    • 年月日
      20130228-20130301
  • [学会発表] 社会シミュレーションを用いた地域医療連携モデルの構築と機能評価に関する研究"2013

    • 著者名/発表者名
      眞屋朋和
    • 学会等名
      計測自動制御学会
    • 発表場所
      第3回社会システム部会研究会講演会、盛岡
    • 年月日
      20130228-20130301
  • [学会発表] エネルギー会計を用いたビルエネルギーマネジメントシステムシミュレーション(BEMS2)の提案2013

    • 著者名/発表者名
      太田博士
    • 学会等名
      計測自動制御学会
    • 発表場所
      第3回社会システム部会研究会講演会、盛岡
    • 年月日
      20130228-20130301
  • [学会発表] エージェントベースシミュレーションによる新型インフル エンザに対する学級閉鎖の効果分析2012

    • 著者名/発表者名
      出口弘
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      第71回日本公衆衛生学会総会、山口
    • 年月日
      20121024-20121026
  • [学会発表] Agent-based Simulation for Nosocomial Influenza Infection2012

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Deguchi
    • 学会等名
      The 4th World Congress on Social Simulation
    • 発表場所
      The 4th World Congress on Social Simulation, Taipei
    • 年月日
      20120904-20120907
  • [学会発表] Flexible service chain management for hyper variety industrial structure2012

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Deguchi
    • 学会等名
      The First Human Side of Service Engineering (HSSE) conference
    • 発表場所
      The First Human Side of Service Engineering (HSSE) conference, San Francisco
    • 年月日
      20120721-20120725
  • [備考] SOARS Project

    • URL

      http://www.soars.jp/

  • [産業財産権] 特願2012-1085922012

    • 発明者名
      出口弘
    • 権利者名
      出口弘
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      情報処理システムおよびエネルギー情報の記録装置
    • 出願年月日
      2012-05-10

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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