研究課題/領域番号 |
22310093
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30134323)
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研究分担者 |
岡崎 健二 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (90418682)
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10272387)
土谷 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (00188575)
中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40222343)
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キーワード | 防災対策 / 危機管理 / 社会システム / 政策分析 |
研究概要 |
(1) アジア地域における各種防災ニーズの把握などに関する基礎的調査研究 アジア地域における事故・自然災害の分析例として、特に日本とインドネシアにおける過去100年間における地震、津波による災害の発生構造、事故・災害の形態と発生頻度、被害状況、防災対策との関連について統計データ解析を行った。本研究課題に関しては、事故、地震、津波、台風、集中豪雨といった事故・自然災害に関するデータ収集、データベース作成、データ解析を行った。特に日本、インドネシアの自然災害データ分析を論文にまとめた。 (2) わが国における事故・自然災害に関する統計データ解析 わが国の鉄道重大事故などに関する統計データ解析に基づく研究成果を学会で講演し、国内外の学会誌に発表した。代表的な研究成果は、鉄道重大事故、航空機事故の分析と安全対策、自然災害と事故データの関連分析、公共政策としての危機管理対応体制に関するものである。 (3) さらにわが国の航空機関連の過去数十年間における事故データ解析を行った。航空機の型規模、機型等による事故の形態、原因、被害等に関する詳細なデータ解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
・ 研究実績(1)におけるわが国とインドネシアの地震、津波の発生、被害に関するデータ解析は論文としてまとめたので、国際学会において発表し、学術誌に投稿予定である。 ・研究実績(3)については、論文としてまとめつつある段階である。論文作成が終了次第、学会発表、学術誌投稿を考えている。
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今後の研究の推進方策 |
・地震、津波を中心とした自然災害に関する発生形態、被害状況のデータ解析については、自然災害全般、アジア地域全般についても何らかの示唆を得ることを目標としている。さらに被害に関する各種産業に対する影響分析、災害からの復興、復旧政策等についても分析を行なう予定である。 ・事故データ解析については、鉄道重大事故データ解析に続いて、航空機事故データ解析を行っているが、将来的には、都市交通、公共交通機関の安全性といった観点からの分析、研究を実施する予定である。
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