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2010 年度 実績報告書

マダガスカルにおける森林資源と文化の持続 --民族樹木学を起点とした地域研究

研究課題

研究課題/領域番号 22310159
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

飯田 卓  国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 准教授 (30332191)

研究分担者 内堀 基光  放送大学, 教養学部, 教授 (30126726)
吉田 彰  (財)進化生物学研究所, 教授 (70090933)
伊達 仁美  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (00150871)
久保田 康裕  琉球大学, 理学部, 准教授 (50295234)
キーワード文化人類学 / 環境調和型農林水産 / 環境変動 / 人間生活環境 / 森林工学
研究概要

6月と11月の2回にわたって、海外共同研究者をまじえた研究打ち合わせを京都でおこなった。いずれの回も全員がそろうことはできなかったが、マダガスカルでも複数のメンバーで会合をもち、補足的な話しあいをした。これらの会合により、メンバー全員が研究目的を共有して、それぞれの調査活動の準備を進めた。また、国立民族学博物館とアンタナナリヴ大学とのあいだで研究協定を締結し、科研メンバーの範囲を越えでた成果共有ネットワークの構築に着手した。これにあわせ、マダガスカルの文化行政関係者や、生物学関係の研究機関にもコンタクトをとった。
現地調査においては、アムルニ・マニア県アントエチャ郡フェンプナ村および近辺の森を、主たる調査村に定めた。この村は、木造建築が比較的多く残っており、村落管理の森林にも近い。このため、多点プロット調査法による森林生態学的調査と、エリシテーション調査法による社会学的調査を、それぞれ、次年度以降にこの場所で集中的に展開していくこととした。また、必要に応じて、他の村でも、共同研究者の関心にあわせた調査をおこなう。
出版や研究発表のかたちの成果としては、飯田と内堀、吉田がそれぞれ、これまでの調査経験をふまえた出版や研究発表をおこなった。せまい意味での現地調査の結果を反映しているわけではないが、次年度以降の調査において個人テーマを展開させる準備を整えたという意味で、今年度の研究を反映している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Theoretical Themes for an Anthropology of Resources.2011

    • 著者名/発表者名
      Uchibori, Motomitsu
    • 雑誌名

      Social Science Information

      巻: 50(1) ページ: 142-153

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Foraging for Development : A Comparison of Food Insecurity, Production, and Risk among Farmers, Forest Foragers, and Marine Foragers in Southwestern Madagascar.2010

    • 著者名/発表者名
      Iida, Taku
    • 雑誌名

      Human Organization

      巻: 62(4) ページ: 375-386

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ブリコラージュ実践の共同体-マダガスカル、ヴェズ漁村におけるグローバルなフローの流用2010

    • 著者名/発表者名
      飯田卓
    • 雑誌名

      文化人類学

      巻: 75(1) ページ: 60-80

    • 査読あり
  • [学会発表] ボランティアサザンクロスジャパン協会自然林復元活動20年の歩みとその成果2011

    • 著者名/発表者名
      吉田彰
    • 学会等名
      「近藤典生の世界」展 記念講演「近藤典生とマダガスカル」にて
    • 発表場所
      東京農業大学「食と農」の博物館
    • 年月日
      2011-02-26

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公開日: 2012-07-19  

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