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2014 年度 研究成果報告書

共生の宗教へむけて――政教分離の諸相とイスラーム的視点をめぐる地域文化研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22320017
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 宗教学
研究機関東京大学

研究代表者

増田 一夫  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70209435)

研究分担者 伊達 聖伸  上智大学, 外国語学部, 准教授 (90550004)
網野 徹哉  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60212578)
杉田 英明  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90179143)
長沢 栄治  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
村松 真理子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80262062)
矢口 祐人  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00271700)
安岡 治子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90210244)
古矢 旬  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90091488)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード宗教 / 政教分離 / ライシテ / フランス / エジプト / 宗教間対話 / 移民
研究成果の概要

「宗教的近代」を疑問に付す諸現象(宗教の再活性化、保守革命、イスラーム民衆運動)に対して西洋諸社会が警戒を示すなかで、寛容を創出すべき政教分離の制度が、かえってマイノリティ抑圧へと転化する状況が見られる。本研究では、民主主義的諸価値が特定の宗教に対して動員され、グローバル化に伴う社会問題を相対化、隠蔽する様子を分析した。フランスでは、国家が対話しやすいイスラーム教を制度化するという、政教分離に矛盾する動きも見られた。他方で、ナショナル・アイデンティティとしてのライシテ(脱宗教)が、イスラーム系市民を周縁化しつつ、差別、経済格差、植民地主義的な人種主義をめぐる問題提起をむずかしくしている。

自由記述の分野

哲学

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公開日: 2016-06-03  

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