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2010 年度 実績報告書

コンテンポラリーダンスの美学と制度の分析

研究課題

研究課題/領域番号 22320029
研究機関専修大学

研究代表者

貫 成人  専修大学, 文学部, 教授 (80208272)

研究分担者 尼ヶ崎 彬  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (70143344)
石渕 聡  大東文化大学, 文学部, 講師 (80308155)
丹羽 晴美  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 研究員 (30440259)
島津 京  専修大学, 文学部, 講師 (80401496)
荒谷 大輔  江戸川大学, 社会学部, 准教授 (40406749)
キーワード藝術 / 美学 / 制度 / コンテンポラリーダンス / 文化政策 / 文化助成 / 身体 / フェスティバル
研究概要

近年ドラスティックに変貌しつつある「アート」「藝術」の現状を、コンテンポラリーダンスについて具体的に探り、あらたな芸術論構築の礎石にするのが本研究の目的である。そのために、平成22年度は、(1)各国のコンテンポラリーダンス上演実態を把握するためのデータベース作成を開始し、(2)イスラエルや香港、フランスなど関連各地において上演実態調査をおこない、また、スペイン、ポーランド、スロヴァキア、中国、ドイツ、イギリス、フランス、イスラエルなどの関係者にヒアリングをおこなった。(3)同時に、各国の助成体制や、構築されつつあるグローバルシステムとの関連において、コンテンポラリーダンスの作品や作風、作家の特性などがどのように変化しているかを調査し、(4)コンテンポラリーダンスと制度、世界システム、歴史システムとの関連に関する理論的考察を開始した。さらにまた、助成団体関係者や文化財団法人保護関係国際法規研究者、さらに、イスラエルのダンス研究者を中心に、それぞれ(国際)研究集会をひらき、意見交換と調査結果発表の機会を設けた。こうした調査の結果、(1)当初の想定を大いに超えた範囲にコンテンポラリーダンスが浸透し、ポーランドやインドにまでコンテンポラリーダンスのフェスティバルがあること、(2)ヨーロッパ30数力国を結ぶ関連の国際ネットワークが構築されていること、(3)従来、ヨーロッパ中心的であったコンテンポラリーダンスの美学に「新興国」に由来する新たな枠組みが生まれかけていること、などがわかったのは望外の成果であった。

  • 研究成果

    (19件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (4件) 図書 (9件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 『芸術家としての図案家』像-大正・昭和初期における斎藤佳三の活動を中心に2011

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 雑誌名

      現文研

      巻: 87 ページ: 69-84

  • [雑誌論文] 宇宙の果てで会いましょう:大野一雄とコンテンポラリーダンス2010

    • 著者名/発表者名
      貫成人
    • 雑誌名

      現代詩手帖

      巻: 53巻9号 ページ: 102-105

  • [雑誌論文] ノイズ:言説の罠/亀裂2010

    • 著者名/発表者名
      貫成人
    • 雑誌名

      文学

      巻: 11巻6号 ページ: 19-32

  • [雑誌論文] 芸術を進化させたバウシュの一撃2010

    • 著者名/発表者名
      尼ヶ崎彬
    • 雑誌名

      ダンスマガジン

      巻: 2010年9月号 ページ: 70

  • [雑誌論文] 謎1 牛・頭が飛ぶ・腕を持つ鳩・〓燭2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 雑誌名

      美術の窓

      巻: 323 ページ: 36-37

  • [学会発表] 『芸術家としての図案家』像-大正・昭和初期における斎藤佳三の活動を中心に2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 学会等名
      専修大学現代文化研究会
    • 発表場所
      専修大学
    • 年月日
      2010-12-06
  • [学会発表] シャガールの舞台芸術を中心に2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 学会等名
      『『シャガールー-ロシア・アヴァンギャルドとの出会い 交錯する夢と前衛』展関連講演(主催:東京芸術大学、ポンピドー・センター、朝日新聞社、フジテレビジョン)
    • 発表場所
      東京芸術大学
    • 年月日
      2010-07-24
  • [学会発表] 構造転換の可能性--後期ラカンにおけるディスクール間の移行について2010

    • 著者名/発表者名
      荒谷大輔
    • 学会等名
      表象文化論学会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス
    • 年月日
      2010-07-04
  • [学会発表] ダンスの生成2010

    • 著者名/発表者名
      尼ヶ崎 彬
    • 学会等名
      藝術学関連学会連合
    • 発表場所
      東京都現代美術館
    • 年月日
      2010-06-12
  • [図書] 舞踊學の現在 芸術・民族・教育からのアプローチ2011

    • 著者名/発表者名
      石渕聡
    • 総ページ数
      111-125
    • 出版者
      文理閣
  • [図書] ジョゼフ・クーデルカ プラハ侵攻19682011

    • 著者名/発表者名
      丹羽晴美
    • 総ページ数
      2-4
    • 出版者
      平凡社
  • [図書] 歴史の哲学:物語を超えて2010

    • 著者名/発表者名
      貫成人
    • 総ページ数
      233+xxiv
    • 出版者
      勁草書房
  • [図書] Asian Aesthetics2010

    • 著者名/発表者名
      Akira Amagasaki
    • 総ページ数
      30-40
    • 出版者
      Kyoto University Press
  • [図書] 「複製技術時代のダンスー物語失効後の身体」『まばゆい、がらんどう=Dazzling,Garando』2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 総ページ数
      14-17
    • 出版者
      東京藝術大学美術学部附属写真センター
  • [図書] 「津田信夫とバウハウス」『津田信夫展』2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 総ページ数
      136(100-103)
    • 出版者
      佐倉市立美術館
  • [図書] 「シャガールの作品と身体表現についての一考察」『シャガールーロシア・アヴァンギャルドとの出会い 交錯する夢と前衛:Marc Chagall:et l'avant-garde russedans les collections du Centre Pompidou』2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 総ページ数
      200(145-150)
    • 出版者
      朝日新聞社
  • [図書] 作品解説、『シャガールーロシア・アヴァンギャルドとの出会い 交錯する夢と前衛:Marc Chagall : et l'avant-garde russe dans les collections du Centre Pompidoud』2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 総ページ数
      200(20, 22, 24, 26-30, 34, 36-38, 41, 42, 46, 48, 50-54, 56, 57, 60-62, 66-68, 70, 72, 76-80, 84, 90, 92, 94, 96, 98, 100, 102, 104)
    • 出版者
      朝日新聞社
  • [図書] 関連年譜、『シャガールーロシア・アヴァンギャルドとの出会い 交錯する夢と前衛:Marc Chagall : et l'avant-garde russe dans les collections du Centre Pompidou』2010

    • 著者名/発表者名
      島津京
    • 総ページ数
      200(163-176)
    • 出版者
      朝日新聞社
  • [備考]

    • URL

      http://www.cdr-net.com/index.html

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公開日: 2012-07-19   更新日: 2014-04-15  

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