研究課題/領域番号 |
22320034
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研究機関 | 東京芸術大学 |
研究代表者 |
橋本 久美子 東京芸術大学, 音楽学部, 講師 (70401495)
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研究分担者 |
佐藤 道信 東京芸術大学, 美術学部, 教授 (30154074)
大角 欣矢 東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (90233113)
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キーワード | 東京音楽学校 / 東京美術学校 / 日本近代芸術(音楽・美術)史 / 芸術(音楽・美術)教育 / 東京美術学校依嘱製作 / 東京音楽学校作曲 |
研究概要 |
主な内容: 東京音楽学校と東京美術学校が明治から昭和戦後にかけて行った受託作曲と製作について、本学に保管される原資料に基づき両学部で下記の研究を行った。 【音楽】1.『作曲委託関係書類』に記される約800件のデータ入力/2.作品のその後と現状調査、先行研究等ネット調査/3.原資料のスキャニング/4.富山県内の校歌現地調査。1は完了。2と3は継続中。 【美術】下記の現地調査により、作品撮影と関連資料調査を中心に行った。例:東北/中尊寺(岩手県)、山形仲藝銅像(宮城県)、北海道/小出房吉(札幌市)、大阪/大阪図書館記文銅板(大阪府)、九州/松田源五郎銅像(長崎県)、大智禅師尊像(熊本県)、アメリカ合衆国/鳳凰殿欄間(イリノイ州シカゴ市)他。 意義:音楽側は受託作曲について、個別に依頼側の調査を行う準備を整え、美術側は現物撮影と地元の資料収集を行うことができた。 重要性:音楽側はデータ入力によって原資料確認と作品現状調査を開始し、美術側は製作品の現物確認および現状調査を行い学内資料の欠落・不明部分を補うことができた。これにより両校の受託作の全体像把握に一歩近づくことができたと言えよう。
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