研究課題/領域番号 |
22320062
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
中村 唯史 山形大学, 人文学部, 准教授 (20250962)
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研究分担者 |
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
岩本 和久 稚内北星学園大学, 情報メディア学部, 教授 (40289715)
鳥山 祐介 千葉大学, 文学部, 准教授 (40466694)
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キーワード | ロシア / 文化 / 南方 / 表象 |
研究概要 |
本研究は、近代ロシア文化の地域表象の分析に関して一定の成果を持つ研究者が、「南方」表象の総合的な考察を目的に行う共同研究である。初年度に当たる平成22年度の主たる活動実績は以下の通り。 1)第1回共同研究の実施(2010年12月25日、於東京大学文学部、公開)。連携研究者の斉藤毅と福間加容が、それぞれ「地政学の見地から見たロシア南方」、「帝政末期のロシア美術における日本美術の受容」と題する報告を行い.研究関係者と一般聴衆とで質疑応答を行った。その後、関係者による今年度の総括と来年度の活動計画の打ち合わせを行った。 2)国際学会・学際的シンポジウムでの研究報告(詳細は次頁「学会発表」を参照)。国際学会、学際的シンポの場で、本研究課題に関わる成果の発信を、口頭報告に重点を置いて行った。なお、この他に、連携研究者の福間加容が"How did the Russian understand Japanse art in the last days of Imperial Russia-P. Kuznetsov "Still Life with Japanese Print"(1912)"と題する報告を、国際学会「ART OF JAPAN, JAPANISMS AND POLISH-JAPANESE ART RELATION」(2010年10月22日、ポーランド・クラコフ、The Manggha Museum of Japanese Art and Technology)および「The Conference of Tradition and Innovation in Russian Art」(2010年12月3日、台湾・淡江大学欧州研究所)で行った。研究分担者の望月哲男は、本研究課題を内容の一部とする口頭報告を国際学会で行った。 以上のように国内外での口頭報告が多かったため、旅費の支出が予定よりも増えた。なお当初予定のなかった「その他」の支出は、英語・ロシア語による報告原稿のネイティヴ・チェック料などである。 3)物品費は書籍と研究用物品の購入に当てた。関連文献は主に山形大学と千葉大学の図書館に整備した。 4)初年度の発表論文数は3本。他に、東日本大震災で発行が遅れている論集に掲載予定の論文が1本執筆済。
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