研究課題/領域番号 |
22320076
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
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研究分担者 |
斎藤 純男 東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (10225740)
松川 節 大谷大学, 文学部, 教授 (60321064)
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キーワード | 言語学 / 文献学 / モンゴル学 / モンゴル語 |
研究概要 |
本研究の目的は、文献学的・言語学的観点から中世モンゴル語各種文字資料の研究を行い、その音韻的、文法的、語彙的な特徴を解明し、それらを比較検討することにより、統一的な視点のもとに統合することである。そのために、平成22年度には次のような研究活動を行った。 1. 中世モンゴル語の各種文字データの入力・点検・集約 栗林は、『蒙漢詞典(増訂本)』(内蒙古大学出版社、1999)の入力を行い、データベースのキー・テーブルの構築を進めると同時に、漢字表記モンゴル語資料の入力と点検を進めた。斎藤はアラビア文字資料の、松川はウイグル式モンゴル文字およびパスパ文字資料の入力と点検を進めた。 2. 文献資料の調査研究 栗林は中国(呼和浩特、北京)、斎藤はトルコ(アンカラ)、松川はモンゴル国(ウランバートル)においてそれぞれ文献資料調査を実施した。 3. 中世モンゴル語研究のネットワーク化 モンゴル文献学をテーマとした国際シンポジウムを2010年11月(京都)と、2011年2月(仙台)で2回開催した。2回目の国際ワークショップ「モンゴル語の辞書」では、研究発表の予稿集を作成し、ホームページで公開した。
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