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2010 年度 実績報告書

碑文コーパスによるビルマ語および周辺少数民族言語の通時的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22320077
研究機関東京外国語大学

研究代表者

澤田 英夫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (60282779)

研究分担者 岡野 賢二  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 准教授 (60376829)
キーワードビルマ語 / 碑文 / コーパス / 少数民族言語 / 通時的研究 / 歴史言語学 / 比較言語学 / モン=ビルマ文字
研究概要

1.電子化の対象とする書き起こしテキストとして,当初予定のOld Burmese Inscriptions, 5vols(1972-1998)およびEpigraphia Birmanica:being lithic and other inscriptions of Burma, 4vols.(1919-1936)の他,Old Burmese Inscriptions刊行以降に発見された碑文の書き起こしテキスト集であるNewly found Inscriptions(2005)を選定した。
2.研究分担者岡野が2010年12月にミャンマーに出張し,旧首都ヤンゴンの国立博物館,バガンの考古学博物館,アーナンダ寺院,シュエグージー寺院,ダマヤージカ・パゴダ等で調査を行った.また文化省考古学局およびバガン支局で,碑文調査研究の現状についての聞き取りを行った.その結果,新発見の碑文が数本あることが明らかになり,そのうちレッテーシェー碑文が,今回の訪問地に含まれないマンダレーにあるという情報を得た
3.澤田(2005)で提案された現代ビルマ文字綴字転写表をもとに,現代ビルマ文字正書法に現れない文字要素や組み合わせに対応できるようにビルマ文字の転写体系を拡張した
4.Old Burmese Inscriptions,vol.3,vol.4およびvol.2の一部を外注入力した.入力の過程で入力仕様中に指定した転写体系にない変則的ビルマ文字表記の存在が明らかになった時には,その転写のしかたを定め転写体系を修正した.その結果,転写体系は西暦13-15世紀のビルマ文字の正則および変則表記におおむね対応できるものとなった

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 現代口語ビルマ語の名詞化節について2011

    • 著者名/発表者名
      岡野賢二
    • 雑誌名

      日本語・日本学研究

      巻: 1 ページ: 13-31

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ビルマ語の「上」を表す名詞の後置詞的用法について2010

    • 著者名/発表者名
      加藤昌彦
    • 雑誌名

      大阪大学世界言語研究センター論集

      巻: 4 ページ: 31-54

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Upward-curling Realization of Tone Lin Lhaovo(Maru)Language2010

    • 著者名/発表者名
      SAWADA Hideo
    • 雑誌名

      漢蔵語研究四十年第40届国際漢蔵語言曁語言学会議論文集(戴昭銘主編)

      ページ: 168-175

  • [学会発表] Case-marking of P and A in Lhaovo2010

    • 著者名/発表者名
      SAWADA Hideo
    • 学会等名
      Workshop on Optional Case Marking, 16th Himalayan Lan-guages Symposium
    • 発表場所
      SOAS, University of London
    • 年月日
      2010-09-03

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公開日: 2012-07-19  

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