研究課題/領域番号 |
22320096
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
馬場 良二 熊本県立大学, 文学部, 教授 (30218672)
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研究分担者 |
和田 礼子 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10336349)
嵐 洋子 杏林大学, 外国語学部, 准教授 (90407065)
黒木 邦彦 甲南女子大学, 文学部, 講師 (80613380)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 気づかれない方言 / やわらかい方言 / 日本語教育 / 教材作成 / 地域社会 |
研究概要 |
■発話音声をデータベース化するためのタグ付けの方法論をまとめ、文書化、記録する。タグ付けをおわらせる。 ■文字化した談話データから方言要素を抽出する。抽出した言語要素について、熊本方言話者、共通語話者、その他の方言話者によるデータセッションを行ない、方言性を判断する。 ■「語彙的要素」、「文法的要素」、「談話的要素」それぞれを抽出し、教科書に記載する項目がある程度かたまった段階で、方言使用実態調査を行なう。収録した自然会話から抽出したデータが、他の多数の熊本方言話者の方言使用実態と齟齬がないかどうかを確認し、用法についてよりきめ細かいデータを収集するため、質問紙法式によるアンケート調査を行なう。 ■アンケート調査は、熊本方言を母語とする20代、30-40代、50-60代の男女各40名を対象とする。 ■アンケート結果から、方言要素として何を我々の研究で取り上げるか検討、その要素の意味、用法、使用状況などについて考察する。 ■「気づかれない方言」教材を作成、教材とその作成の方法論とをネットにアップ、公開する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
方言による自然発話を録音し、文字起こしをした。そのデータに、言語要素に関するタグをつけているが、そのタグ付けの基準づくりに多大の時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
課題遂行が遅れているため、研究分担者、研究協力者との連絡を密にとり、遅れを取り戻さなくてはならない。遠方の分担者、協力者との会議は簡単ではないが、県内の協力者とは打ち合わせをより頻繁に行い、協力関係を強化していく。
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