研究課題
小学校の現場で英語活動の授業実践を行う教員が直面する問題の一つとして、教員自身の英語運用能力があげられるが、本研究では研究分担者(桑本裕二)が小学校英語活動と直結した書として『小学校英語発音のフシギfromいんぐりっしゅto English』(秋田魁新報社)を出版し、小学校英語教員向けに発英語の発音の仕方について音声学をベースにしながら、授業実践に役立つ解説を示した。小学校英語活動の授業改善に向けたアクション・リサーチについて、研究分担者(佐野正之)が会長として開催した「アクション・リサーチ全国大会」(2010年10月3日、TKPコンカード横浜カンファレンスセンター)において、研究代表者(中村良夫)と研究分担者(高橋邦年、桑本裕二)が小学校英語活動部会「に参加し、また他大学(東京学芸大学、千葉大学)研究者と研究交流を行った。言語意識教育の観点からの研究として、研究分担者(アレクサンダー・マッコレー)が2010年夏にReading大学(英国)でJoan McCormack教授と研究交流を行い、Diddenheim Projectに関する研究を行った。研究要旨は「Language Awareness:Lessons from Diddenheim」として英文レポートにまとめられており、平成23年度の中間報告書に掲載する予定である。研究代表者(中村良夫)は、以前から小学校英語活動の研究に協力していただいている都立小学校の教員とともに、大学からのサポートが有効な単元や活動について協議を行い、英語ノート1に準拠しながら指導案作成に参画した。実例とともに平成23年度の中間報告書に掲載する予定である。
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