研究課題/領域番号 |
22320100
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
中村 良夫 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (20237449)
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研究分担者 |
佐野 正之 横浜国立大学, 教育人間科学部, 名誉教授 (20042765)
高橋 邦年 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (00154815)
渡辺 雅仁 横浜国立大学, 大学教育総合センター, 教授 (80210946)
ALEXANDER McAulay 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (10452046)
桑本 裕二 秋田工業高等専門学校, 人文系, 准教授 (40333273)
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キーワード | 小学校英語 / 外国語活動 / 早期英語教育 |
研究概要 |
今年度は3年間のプロジェクトの2年目として、中間的な報告書としての論文集を制作した。この論文集は単に研究代表者および分担者のみならず、研究代表者の本務校で小学校英語の研究行っている専門家に寄稿いただいた。この論文は小中連携に関して学習者の意欲・関心を調査・分析するもので、今年度は論文前半部分として、調査方法と調査結果の一部について検証を行っている。後半部分は来年度制作の論文集に掲載する予定である。また、この論文集には、研究分担者の一人が本研究の成果として初年度に出版した自著を利用した実践報告書を収録した。この論文は本研究の成果として『秋田工業高等専門学校紀要』第47号に掲載されたもので、同校紀要編集委員会の許可を得て再録したものである。この論文を踏まえて、同研究分担者は論文「小学校英語活動に求められる日本人教師に対する英語発音の指導」を本論文集に寄稿した。また、本論文集には、先行研究や実践報告から有益なものを紹介しながら提言をあたえる「小学校英語の全面的実施に寄せて」、公立小学校で行った授業支援の実例に基づき「小学校英語活動への大学からの支援:具体例と考察」、小学校における初学者がアブ同一チできる発音表記についての調査と考察を行った結果と研究分担者が訳者として参画した『アメリカンキッズえいご絵じてん』で採用されているカタカナ表記について論じた「日本人初級者のための片仮名による英語発音表記」、言語意識を日本でどう扱っていくべきかを考察した「Language Awareness : Applying the Lessons from Diddenheim」が寄稿されている。これらによって、本研究の基礎・理論的な調査はほぼ固まり、具体的な成果としての補助教材を制作する段階となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度までの調査研究により、具体的な支援として小学校現場の児童および教員への発音指導を中心にサポートする余地が大きいことと、その解決すべき問題点を浮かび上がらせることができた。これによってお最終年度でそれらの解決に役立つ実践的な教材作成の道筋に目途をつけ、すでに開発に着手している。
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今後の研究の推進方策 |
平成23年度から継続している論文の最終的なまとめを行うとともに、最終年度として具体的な支援策として補助教材のプロトタイプを完成させる。この補助教材は制作後に実際に小学校現場で試験的な利用を行い、実践調査を御行う。
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