研究課題
本研究の最終年度である平成24年度には当初の計画に従って、以下のとおり活動を行った。平成24年度には、ヒンディー語のデータベースが拡充された。ヒンディー語データベースは、本研究以前から構築されていたが、平成24年度には、本研究での使用を前提としたデータ形式に変換するとともに、新たな語彙等を追加した。本研究の核の1つは、Less Commonly Taught Languagesの言語資源を活用するソフトウェア開発であった。中でも商業ベースでは扱いにくいと考えられる、非ローマ字言語のデータベースが活用できる、多言語間の簡易変換を可能とするソフトウェアの開発を進めた。その成果の一部については、平成25年3月の言語処理学会における研究発表の場で、堀一成(研究分担者・大阪大学)が中心となり成果報告を行った。また、上記非ローマ字言語(具体的には、タイ語、ウルドゥー語、アラビア語、ヒンディー語)を含む諸言語のデータは、本研究で開発されているソフトウェアでの活用のみに限定せず、より広範な活用を目指し、音声データを加え、災害救援の場でも使用に耐えうる明瞭性などの追及を行うなどの工夫が行われている。こうした成果についても、平松初珠(研究分担者・大阪府立産業技術総合研究所)らが、Innovation Exchange Vol.02(都市活力研究所。平成25年2月)で発表を行った。上記の成果および諸言語データについては、本研究の期間終了後も引き続き下記ウェブサイトで今後も順次公開を継続してゆく予定である。必要に応じ著作権処理を行い、本研究で構築されたデータベースが広く活用されることを目指してゆく。ウェブサイトは次のとおり。http://mldb.celas.osaka-u.ac.jp/
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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大阪大学『言語文化研究』
巻: 39巻 ページ: 125-148
アジアのムスリムと近代-1930年代出版物から考える-
巻: - ページ: 3-26
スワヒリ&アフリカ研究
巻: 24 ページ: 50-72
東京外国語大学語学研究所論集
巻: 17巻 ページ: 184-199
大阪大学世界言語研究センター論集
巻: 7 ページ: 55-73
http://mldb.celas.osaka-u.ac.jp/