研究課題/領域番号 |
22320106
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
KASJAN Andreas 九州大学, 言語文化研究院, 准教授 (80253524)
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研究分担者 |
岡田 義広 九州大学, システム情報科学開発研究院, 准教授 (70250488)
岡野 進 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (10152323)
田畑 義之 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 教授 (90207217)
田中 陽子 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (70091238)
李 郁惠 東北大学, 高等教育開発推進センター, 講師 (80399071)
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キーワード | BMLテンプレート / 携帯電話の画面レイアウト / 放送コンテンツ領 / データー放送コンテンツ領域 / 六カ国語 / 基礎会話編、旅行編、国際交流編 / 敬意と親しみを表す間柄 |
研究概要 |
平成22年5月に研究打合会を行なった。その際、研究分担者の岡田が「BMLテンプレート」について発表した。その後、携帯電話の画面レイアウトを決めた。携帯電話の画面は「放送コンテンツの表示領域」と「データ放送コンテンツの表示領域」という二つの領域に分かれる。放送コンテンツの表示領域には、コンテンツの内容に合わせた動画・静止画が放送される。データの領域は3つの部分に分かれる。上の部分は、現在選択されている言語の名称が表示される。真ん中の部分には、現在再生されている音声ファイルに対応する文が表示される。下の部分には、ドイツ、フランス、スペイン、エスペラント、中国、韓国と日本の国旗が表示される。旗のアイコンを選択することによって、言語を切り替えることができる。 平成22年11月20日に代表者と研究分担者の岡田と李がJALTの第36回年次国際大会で本研究プロジェクトを紹介した。 平成23年2月には教材の全体構造を3つの大きな分野に分けるように決めた。その分野は、基礎会話編、旅行編と国際交流編である。基礎会話編とは、挨拶、呼びかけ、お礼、お詫び、紹介、依頼などで、旅行編とは、入国・出国、移動、観光、買物などの際に必要な表現である。国際交流編とは、外国人と知合い・友達になり、様々なテーマ(趣味、好き・嫌い、家族、学校)について話し合うことである。 なお、敬意と親しみを表す間柄に応じて2つの2人称単数代名詞を使い分ける言語(ドイツ語,フランス語,スペイン語)では、必要に応じて、それぞれの2人称代名詞を使って、同じ内容を表す表現を2回挙げる。丁寧さを表す助動詞や動詞の仮定法などで敬意と親しみを表す区別ができる韓国語、中国語とエスペラントの場合も、同じ内容を表す表現を2回挙げる。
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