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2012 年度 実績報告書

英語教師の成長に関する枠組みの総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22320112
研究機関早稲田大学

研究代表者

神保 尚武  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60063781)

研究分担者 酒井 志延  千葉商科大学, 商経学部, 教授 (30289780)
久村 研  田園調布学園大学, その他部局等, 教授 (30300007)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード外国語教師養成 / ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR) / 言語教育履修生のための日本ポートフォリオ / J-POSTL / 現職英語教員のためのポートフォリオ / J-POTL / 授業力Can-doリスト / 振り返りの習慣
研究概要

2010年度は、(1)ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)についての意識調査、(2)言語教育履修生のための日本ポートフォリオ(J-POSTL)の教育現場への文脈化の試みと(3)現職教員調査を主に実施した。(1)の調査により、CEFRが、Can-doリスト、言語共通参照レベル、そして、複言語、複文化主義の認知にとどまっていることが明らかとなった。2)の目的は、J-POSTLの記述文を、実際の教育現場で受容できるように、可視化、透明化しようとした試みである。3)の調査は英語科教員の振り返り、成長のためのベンチマークを作成する目的で実施した。
2011年度は、(1)J-POSTL第1期径年調査、(2)初任者研修における調査と(3)現職英語教員のためのポートフォリオ(J-POTL)作成に向けて授業力Can-doリスト作成のための予備調査を行った。(1)の目的は、J-POSTLを複数の大学で使用してもらい、本ポートフォリオを有効利用できるような具体的方策を探ることであった。(2)は初任者の自己評価チェックリストとしてJ-POSTLが適当かどうかを1つの県の協力を得て実施した。(3)は、本研究会でまとめた授業力Can-doリスト78項目を現職教員に配布し、回答を得た。
2012年度は、(1)現職英語教員の授業力に関する意識調査と(2)J-POSTL第2期径年調査を行った。(1)は全国の全ての中等教育機関16,500校に送付し、5,658件の有効回答数という大規模な調査となった。その目的は、現職英語教員の「授業力の目安」を開発することである。この調査結果に基づき、最終案の作成に入ることとなった。(2)は、昨年度調査同様、全項目において、意識が有意に向上し、100項目が教育実習生の成長を図る目安として、一定の妥当性が担保されたと考えられる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (23件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (10件) 学会発表 (8件) 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「教科書に基づく1年間の指導の達成目標とCAN-DOリスト」2013

    • 著者名/発表者名
      清田洋一
    • 雑誌名

      『英語教育』 2013年1月号

      巻: 第61巻11号 ページ: 48-50

  • [雑誌論文] 「CAN-DOリストの形での学習到達目標を各学校でどう作るか」2013

    • 著者名/発表者名
      久村研
    • 雑誌名

      『英語教育』2013年2月号

      巻: 第61巻12号 ページ: 45-47

  • [雑誌論文] 「CAN-DOリストを含むポートフォリオを教師の振り返りと成長に役立てる」2013

    • 著者名/発表者名
      高木亜希子
    • 雑誌名

      『英語教育』2013年3月号

      巻: 第61巻13号 ページ: 48-50

  • [雑誌論文] 「生徒に英語を使わせる」2012

    • 著者名/発表者名
      酒井志延
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年4月号

      巻: 第61巻1号 ページ: 54-56

  • [雑誌論文] 「復習の時間で英語を使う」2012

    • 著者名/発表者名
      久村研
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年5月号

      巻: 第61巻2号 ページ: 60-62

  • [雑誌論文] 「表現活動で英語を使う」2012

    • 著者名/発表者名
      清田洋一
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年6月号

      巻: 第61巻3号 ページ: 48-50

  • [雑誌論文] 「新教材の導入で英語を使う」2012

    • 著者名/発表者名
      高梨庸雄
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年7月号

      巻: 第61巻4号 ページ: 66-68

  • [雑誌論文] 「練習活動とまとめで英語を使う」2012

    • 著者名/発表者名
      高木亜希子
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年9月号

      巻: 第61巻6号 ページ: 48-50

  • [雑誌論文] 「CAN-DOリストを使って英語2012

    • 著者名/発表者名
      酒井志延
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年10月号

      巻: 第61巻7号 ページ: 54-56

  • [雑誌論文] 「CAN-DOリストの出発点」2012

    • 著者名/発表者名
      高梨庸雄
    • 雑誌名

      『英語教育』2012年12月号

      巻: 第61巻10号 ページ: 54-56.

  • [学会発表] 「言語教育課程において学ぶ学生または初任者プログラムにいる教師が英語教師として成長するための気づきの手がかりとなるポートフォリオ(J-POSTL)の使用について」2013

    • 著者名/発表者名
      高木亜希子、遠藤雪枝、藤井彰子
    • 学会等名
      語学教育エクスポ
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20130317-20130317
  • [学会発表] 「生徒が英語力を向上させるときの気づきに資するCan-doリストの開発、利用について」2013

    • 著者名/発表者名
      神保尚武、清田洋一、臼井芳子、醍醐路子、天野正明
    • 学会等名
      語学教育エクスポ
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20130317-20130317
  • [学会発表] 「中堅の教員が教員としてのさらなる成長を目指す場合、その成長に資するポートフォリオ(J-POTL)の使用はどうあるべきか―2012年に実施した全国調査の結果をもとに」2013

    • 著者名/発表者名
      酒井志延、平木裕、青山彰、跡部智、深澤清治
    • 学会等名
      語学教育エクスポ
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20130317-20130317
  • [学会発表] 「異文化コミュニケーション能力をどのように養成するか」2013

    • 著者名/発表者名
      久村研、中山夏恵、大崎さつき、栗原文子
    • 学会等名
      語学教育エクスポ
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20130317-20130317
  • [学会発表] 「A Survey of the Use and Effects of the J-POSTL」2012

    • 著者名/発表者名
      高木亜希子、臼井芳子
    • 学会等名
      大学英語教育学会国際大会
    • 発表場所
      愛知県立大学
    • 年月日
      20120831-20120831
  • [学会発表] 「英語教師の成長に資する参照枠を求めて」2012

    • 著者名/発表者名
      酒井志延
    • 学会等名
      関東甲信越英語教育学会
    • 発表場所
      共愛学園前橋国際大学
    • 年月日
      20120818-20120818
  • [学会発表] 「現職英語教員の授業力ポートフォリオの開発―中堅教員のための授業力自己評価ツール」2012

    • 著者名/発表者名
      清田洋一、久村研、酒井志延
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      愛知学院大学
    • 年月日
      20120805-20120805
  • [学会発表] 「英語教職課程における「振り返りのためのチェックリスト」の活用」2012

    • 著者名/発表者名
      中山夏恵、遠藤雪枝
    • 学会等名
      大学英語教育学会関東支部大会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 年月日
      20120610-20120610
  • [図書] 『英語教師の成長に関わる枠組みの総合的研究』(平成24年度版)2013

    • 著者名/発表者名
      神保尚武、他19名
    • 総ページ数
      136
    • 出版者
      桐文社
  • [図書] A Comprehensive Study on the Framework of English Language Teachers’Professional Development in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      Jimbo, H. et al.
    • 総ページ数
      166
    • 出版者
      Tobunsha
  • [図書] 三修社2012

    • 著者名/発表者名
      神保尚武、他12名
    • 総ページ数
      333
    • 出版者
      『新しい時代の英語科教育の基礎と実践―成長する英語教師を目指して』
  • [図書] 桐文社2012

    • 著者名/発表者名
      神保尚武、他18名
    • 総ページ数
      98
    • 出版者
      『英語教師の成長に関わる枠組みの総合的研究』(平成23年度版)
  • [備考] JACET教育問題研究会

    • URL

      http://www.waseda.jp/assoc-jacetenedu/

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公開日: 2014-07-24  

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