研究課題/領域番号 |
22320119
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中見 立夫 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20134752)
|
研究分担者 |
立石 博高 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (00137027)
DANIELS Christian 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30234553)
高松 洋一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (90376822)
岩壁 義光 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30124506)
|
キーワード | 国際研究者交流 / 多国籍 / 比較史学 / 史料学 / 東アジア / 帝王 / 天皇 / 実録 |
研究概要 |
平成23年(2011)7月に、本研究課題参加者による年度内第一回全体会議をおこない、当該年度、および今後の研究実施期間3年間について、研究計画の調整と確認をおこなった。 当初、昨平成22年度に沖縄県那覇市で予定していた史料調査および研究集会開催に関して、沖縄県側関係者の要請で本年度に実施することとし、2011年12月24日に琉球大学法文学部国際言語文化学科との共催で琉球大学において「研究集会:東アジア地域世界における"実録"」を開催し、研究分担者、連携研究者に加え、沖縄県研究者もふくめ20余名が出席し、琉球国王関係史料について多角的な面から論議すると同時に、沖縄県公文書館などで史料調査も実施した。 初年度に継続して、「朝鮮王朝実録」関係史料の調査もおこない、寺内正毅文庫(山口県立大学、韓国・慶南大学)、ソウル国立大学奎章閣文庫などにおいて、関係史料を閲覧し、関係する研究者と学術交流をおこなうとともに、五台山「朝鮮王朝実録」史庫を実地調査した。 さらに研究参加者が米国スタンフォード大学東アジア図書館、カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館で史料調査をおこなうと同時に、中国国家清史編纂委員会(北京)において、研究成果の発表をおこなった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ年度当初に予定した研究計画(韓国等における史料調査および沖縄県における研究集会開催と史料調査)を順調に遂行することができた。これにより研究計画実施4年間のうち前半2年度(2010-11年度)の予定計画を達成することができた。また研究課題参加者により、多くの研究成果が発表されている。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究課題実施期間の後半2年度(2012-13年度)には、おもにベトナムでの「実録」関係史料調査およびベトナム側研究者との意見交換、およびヨーロッパ史・西アジア史方面の関係研究者もまじえた研究集会の開催を企画している。ベトナムについては、研究計画参加者のなかにベトナム専門家がいないこともあり、目下、慎重に現地学界関係者との連絡をおこなっている。このため史料調査に関しては、実施時期の若干の変更も予想されるが、おおきな修正点はない。
|