研究課題/領域番号 |
22320127
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松澤 克行 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40282529)
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研究分担者 |
山口 和夫 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (00239881)
荒木 裕行 東京大学, 史料編纂所, 助教 (70431799)
田中 暁龍 桜美林大学, 人文学系, 准教授 (30511852)
平井 誠二 東京大学, 大倉精神文化研究所, 研究員 (40218756)
松田 敬之 花園大学, 文学部, 講師 (70507136)
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キーワード | 日本近世史 / 史料学 / 朝幕関係・公武関係 / 摂関家 / 武家伝奏 / 朝廷 / 公家社会 / 日記 |
研究概要 |
(1)筑波大学附属図書館・西尾市立図書館岩瀬文庫・甲賀市役所・国立国会図書館・国立公文書館・宮内庁書陵部に出張し、所蔵する近世の摂家・武家伝奏経験者の日記、及びその関係史料を調査・蒐集した。 (2)非常勤職員を通年で1名雇用し、前年度に引き続き近世版「日記年表」のプロトタイプ作成を進めた。前年度は史料編纂所が謄写本・写真帳として所蔵する摂家・武家伝奏経験者の日記を中心にデータ化作業を進めたが、今年度は前年度紙焼きで新規に購入した日記のデータ化作業を進めた。 (3)蒐集した史料・データを素材として、近世の朝幕藩関係史・朝廷・公家社会研究を進め、共著書・論文などで研究成果を公表した。また、平成23年9月に東京大学で科研メンバーによる研究会を開催し、松田敬之が「関西大学総合図書館所蔵『拾葉略記』の紹介・その他」を、荒木裕行が「史料編纂所所蔵嘉永3年御所内風聞調査史料の紹介」の研究報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度当初に科研費の3割保留の通知があったため、その年度における計画の実施が年度後半に偏ったりしたものの、他には特別なトラブルもなく、ほぼ計画通り研究事業を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度(第3年度)も史料の調査・蒐集とデータ化作業の継続、そして史料学的研究と朝幕藩関係史・朝廷・公家社会に関する研究を進める。平成25年度(最終年度)には「日記年表」のプロトタイプ版を完成させるとともに、研究成果をとりまとめる。
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