研究課題/領域番号 |
22320130
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)
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研究分担者 |
鈴木 淳 國學院大學, 国文学研究資料館・文学資源研究系, 教授 (40162953)
白石 愛 東京大学, 総合研究博物館, 助教 (60431839)
古相 正美 中村学園大学, 人間発達学部, 教授 (30268966)
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キーワード | 荷田春満 / 東羽倉家文書 |
研究概要 |
本研究は平成15年度~18年度実施の「近世国学の展開と荷田春満の史料的研究」(課題番号15320086)および平成19年度~21年度にかけて、大学経費により継続された研究成果を引き継ぐ。本年度は4年計画の初年度にあたるため、今後の着実な研究目的遂行に向けて基盤作りを強化することを目指し、主軸となる東羽倉家所蔵の膨大な史料を再整理・再構築することに重点を置くこととした。 目録担当者は、平成15年度~18年度の成果報告書『近世国学の展開と荷田春満の史料的研究』(研究代表者根岸茂夫、平成19年3月31日、國學院大學文学部)に掲載した東羽倉家文書の目録に基づき、目録の訂正と更新を行った。調査出張では実見の機会を活かして、過去の調査で新たに発見された未整理の文書類についても、分類し目録データに登録する作業を行った。 撮影担当者は、平成15、6年度の撮影データが、現行の記録媒体や現在の標準的な研究水準に対応が難しくなってきたこと、また、研究の成果および調査先で撮影した一部データについて、ホームページ上での一般公開を目指していることを踏まえ、『新編荷田春満全集』掲載史料に加え、調査初期にフィルム撮影された史料や家記類を中心に、将来的な公開を視野に入れてデジタル撮影を行った。 並行して、毎月1回の定例研究会を設けて、東羽倉家の年中行事を記した元治元年(1864)『秘記』(前田健蔵著)の研究発表を交替で行った。研究会は、春満時代の東羽倉家家記の分析を行うための基礎作業という目的を有し、春満の生家である東羽倉家の実態および動向を確認した。 本年度では、次年度以降へ繋がる研究基盤の整備と、本格的な東羽倉家文書研究に備えた基礎知識の共有は達成したと評価する。
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