研究課題
本(最終)年度の調査は、江戸幕府代官手代(京都大学大学院文学研究科図書館)、八戸藩(八戸市立図書館)、仙台藩(仙台市博物館)、館林藩(館林市立図書館)、沼田藩(群馬県立文書館)、鯖江藩(鯖江市まなべの館)、尾張藩(名古屋市逢左文庫)、松代藩(長野市立博物館)、大阪城代(大阪府公文書館)、岩国藩(岩国徴古館)、土佐藩(土佐山内家宝物資料館)、柳川藩(柳川古文書館)、平戸藩(松浦史料館)、松浦藩(島原図書館)、熊本藩(熊本大学文学部附属永青文庫)、人吉藩(人吉城歴史館)、対馬藩(大韓民国国史編纂委員会)関係の文書の伝来と作成・管理について実施した。研究会は①第13回(6月29・30日)、②第14回(10月5・6日)、③第15回(12月22・23日)の3回、代表者の所属する国文学研究資料館で15~22名の参加を得て活発な討論が行われ、詳細な研究会記録も作成した。その内容は、①「岡山藩政資料のアーカイブズ化過程」(定兼学)、「近世後期地域社会の文書力と政策形成」(吉村豊雄)、「対馬藩における朝鮮関係記録の管理について」(山口華代)、「米沢藩記録方の機能」、②「京都町奉行所筆工について」(冨善一敏)、「萩藩における文書管理とその担い手について」(山崎一郎)、「「藩政」の二元構造と記録体系-福岡藩の事例-」(江藤彰彦)、「慶応2年備中倉敷代官所襲撃事件後における代官役所文書と手附田中東蔵」(戸森麻衣子)、③「研究成果論文集の構成について」(高橋実)、「薩摩藩における藩政文書管理について(2)」(東匡)、「土佐藩の文書管理体制」(藤田雅子)、以上で個々の組織体による文書の作成とその管理体制の具体的究明が格段に進展した。平成26年度には本研究成果の刊行を予定している。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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アートドキュメンテーション研究
巻: 20号 ページ: 37-48
信濃
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歴史評論
巻: 760 ページ: 63-77
黎明館調査研究報告
巻: 25 ページ: 1-40
論集きんせい
巻: 35 ページ: 1-19