研究課題
本科研最終年度となる本年度の活動は、前年度までの暴力と市民社会の歴史的、理論的枠組にかんする理解をふまえつつ、個別研究を進捗させ、その成果を提示することにあった。歴史的、理論的枠組にかんしては、前年度招聘した研究協力者ヘルムート・ワルサー・スミス、ミヒャエル・ヴィルト両氏の講演を東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センターの紀要『ヨーロッパ研究』に訳出した。個別研究については、国内において計5回(うち1回は合宿形式)の研究会を開催し、各分担者が中間報告を行っている。なお、2013年3月の研究会では、来日中のマルティナ・ケッセル氏(ビーレフェルト大学教授)の『ドイツ現代史におけるユーモア』にかんする講演が行われた。本研究プロジェクトは、国内での共同研究にとどまらず、海外の研究者との交流を進めることで、研究成果をより広く発信していくことを目的とするものであり、その観点から、2013年3月下旬には、上述のヴィルト、そして初年度に来日した(東日本大地震のため講演は中止となった)バベロフスキ氏が所属するベルリン・フンボルト大学においてワークショップを開催し、研究分担者の今野、佐藤両氏、そして初年度から研究協力者として本科研に関与してきた小野寺拓也氏による個別報告と、他のメンバーによる要旨報告が行われた。同ワークショップは次年度末に開催予定の日独合同シンポジウム(これに関しては、別途二国間共同事業において申請を行っている)の準備会でもあり、報告に引き続き、シンポジウムの構成などについてもドイツ側と協議を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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立正史学
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http://www.aichi-pu.ac.jp/department_introduction/foreign_studies/teachers_data/konno.html