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2013 年度 実績報告書

中近世ロシア諸法典の歴史的展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22320151
研究機関明治大学

研究代表者

豊川 浩一  明治大学, 文学部, 教授 (30172208)

研究分担者 坂内 徳明  一橋大学, その他の研究科, その他 (00126369)
三浦 清美  電気通信大学, 情報理工学部, 准教授 (20272750)
丸山 由紀子  東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (20401432)
栗生澤 猛夫  北海道大学, その他部局等, 名誉教授 (40111190)
吉田 俊則  富山大学, 人文学部, 教授 (40240296)
兎内 勇津流  北海道大学, スラブ研究センター, 准教授 (50271672)
宮野 裕  岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 准教授 (50312327)
井内 敏夫  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60120903)
田邉 三千廣  星城大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70259357)
浅野 明  山形大学, 人文学部, 教授 (90133909)
中澤 敦夫  富山大学, 人文学部, 教授 (90242388)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードアヴラーミイ・パーリツィン / 三位一体修道院の物語 / ロマノフ朝成立過程
研究概要

本年度は、昨年度に引き続き、ロマノフ朝成立に至る過程を調べる上で欠かせない重要な史料である『聖三位一体修道院の包囲についてアヴラーミイ・パーリツィンの物語』の翻訳・解釈を、16~17世紀ロシアの社会や法制度への影響についても研究することを視野に入れながら行った。なお、2013年はロマノフ朝成立400周年の年に当たっており、ロシア国内では多くの研究成果が現れている。われわれの研究はまさにそうした流れに棹差したものとなった。それゆえ研究成果を広く国内外の学界に問うことも行った。さらには、同じく研究成果の一端をウェブサイト状に掲載し、ロシア史が専門ではない研究者にも当該地域との比較の可能性を開きながら、容易にロシアの一次史料にアクセスできるようにした。加えて古代ロシア語を解さない学生なども中近世ロシア史を本格的に学べるような環境を整備して行くことも行った。
以上の成果として次の点を指摘できる。『聖三位一体修道院の包囲についてアヴラーミイ・パーリツィンの物語』の翻訳・解釈の成果については、アヴラーミイ・パーリツィン(三浦清美訳・注)「三位一体修道院包囲の物語」中近世ロシア研究会編『アヴラーミイ・パーリツィンの『三位一体修道院包囲の物語』翻訳と資料』(2014年3月)として刊行した。ここでは7章から27章までの翻訳と注釈が中心である。加えて、同雑誌には松木栄三による翻訳と解説が加えられた「E.ゴルビンスキーによるパーリツィン『物語』の解説」をはじめ、関連資料が収めらることができた。また、それとは別に、中近世ロシア研究会編『中近世ロシア論文集』(2014年3月)として論文集も刊行した。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 啓蒙の世紀におけるロシアの『発見』2014

    • 著者名/発表者名
      豊川浩一
    • 雑誌名

      中近世ロシア研究会編『中近世ロシア研究論文集』

      巻: 1 ページ: 102-117

  • [雑誌論文] 「終 末論としてのローマ ‐ 「モスクワ第3ローマ理念」をめぐって2014

    • 著者名/発表者名
      三浦清美
    • 雑誌名

      『中近世ヨーロッパの宗教と政治 - キリスト教世界 の統一性と多元性

      巻: 1 ページ: 158-181

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 14世紀モスクワ社会における公の裁判権と教会裁判権2014

    • 著者名/発表者名
      宮野裕
    • 雑誌名

      中近世ロシア研究会編『中世ロシア研究論文集』

      巻: 1 ページ: 57-73

  • [雑誌論文] 「モスクワ府主教プラトン・レフシン『ロシア教会史』(1805年)の動乱(スムータ)時代叙述に見る歴史観について2014

    • 著者名/発表者名
      兎内勇津流
    • 雑誌名

      」中近世ロシア研究会編『中近世ロシア研究論文集』

      巻: 1 ページ: 118-138

  • [雑誌論文] «Великодушие» в историческом повествовании Н. М. Карамзина2014

    • 著者名/発表者名
      中澤敦夫
    • 雑誌名

      Acta Slavica Iaponica

      巻: 34 ページ: 1-5

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 補足資料―『ラドネシのセルギイ伝』より2014

    • 著者名/発表者名
      丸山由紀子
    • 雑誌名

      中近世ロシア研究会編『アヴラーミイ・パーリツィンの『三位一体セルギイ修道院包囲についての物語』翻訳と資料

      巻: 1 ページ: 163-171

  • [雑誌論文] 18世紀ロシアにおける国家と民間習俗の相克―シンビルスクの『魔法使い』ヤーロフの裁判を中心に2013

    • 著者名/発表者名
      豊川浩一
    • 雑誌名

      日本18世紀ロシア研究会年報』

      巻: 9号 ページ: 24-40

  • [雑誌論文] Участники сражения под Татищевой крепостью(タティーシュチェヴァ要塞近郊での戦闘参加者たち)2013

    • 著者名/発表者名
      豊川浩一
    • 雑誌名

      プーシキンの中編小説における肖像画の画廊から

      巻: 1 ページ: 41-47

  • [雑誌論文] 過去への回帰―歴史に問いかけるということ―2013

    • 著者名/発表者名
      淺野明
    • 雑誌名

      高橋和・中村唯史・山崎彰編『映像の中の冷戦後世界―ロシア・ドイツ・東欧研究とフィルム・アーカイブ―』(山形大学出版会,2013年10月1日)

      巻: 1 ページ: 27-45

  • [雑誌論文] 『ボリスとグレープについての物語』に おける語句、«НЕДОУМѢЮЩЕ, ЯКО ЖЕ БѢ ЛЕПО ПРЕЧЬСТЬНѢ» の解釈について -中世ロシアにおけるキリスト 教と異教の融合過程の研究,2013

    • 著者名/発表者名
      三浦清美
    • 雑誌名

      スラヴ研究,.

      巻: 60号 ページ: 91-122

    • 査読あり
  • [学会発表] アレクサンドル一世期ロシアの宗教政策とフィラレート(ドロズドフ)

    • 著者名/発表者名
      兎内勇津流
    • 学会等名
      2013年度日本ロシア文学会北海道支部研究発表会
    • 発表場所
      札幌大学
  • [学会発表] 多文化共生における図書館の役割

    • 著者名/発表者名
      兎内勇津流
    • 学会等名
      国際シンポジウム 北海道における多文化共生 : その理念と実践
    • 発表場所
      北海道大学情報教育館
  • [学会発表] 近代ロシア・イコン研究の問題と課題について

    • 著者名/発表者名
      中澤敦夫
    • 学会等名
      2013年度日本ロシア文学会中部支部研究会
    • 発表場所
      愛知淑徳大学星が丘キャンパス
  • [学会発表] Историография восстания Пугачева в России и Японии(ロシアと日本におけるプガチョーフ叛乱研究)

    • 著者名/発表者名
      豊川浩一
    • 学会等名
      プーシキン:プガチョーフ叛乱についての最初の研究者(叛乱勃発240周年、プーシキン野オレンブルク地方訪問180周年)
    • 発表場所
      オレンブルク農業大学
  • [学会発表] Оренбургская экспедиция И.К. Кирилова и Российское общество(キリーロフのオレンブルク遠征とロシア社会)

    • 著者名/発表者名
      豊川浩一
    • 学会等名
      オレンブルク市、過去、現在、未来
    • 発表場所
      オレンブルク農業大学

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公開日: 2015-05-28  

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