研究課題/領域番号 |
22320173
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
菅 豊 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90235846)
|
研究分担者 |
周 星 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00329591)
加藤 幸治 東北学院大学, 文学部, 准教授 (30551775)
小長谷 英代 長崎県立大学, 国際情報学部, 教授 (60300472)
徳丸 亜木 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (90241752)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 民俗学 / 公共民俗学 / Public folklore / 文化遺産 / 文化政策 / 自治体誌 / 国際研究者交流 / アメリカ:中国 |
研究概要 |
本研究は、「公共民俗学」という新しい民俗学の方向性を、日本において創成することを目的としている。本年度はこの目的に鑑み、公共民俗学の生成と深化に不可欠な重要課題に関しフィールドワーク等の個別研究を行った。さらに、各メンバーの個別研究を統合し、本研究の成果を発信するために、本研究メンバー以外の研究者も参加する「公共民俗学研究会」を組織し、日本民俗学会などの学術団体と共同で、昨年に引き続き下記の公開ワークショップを開催し、公共民俗学の理論や論点を広く学界に提供した。 ○第7回ワークショップ「歴史/民俗“編さん”を読み直す-実践としての郷土誌/自治体誌」(2012年6月23日):室井康成(東京大学)「“編さん”の系譜学-『郷土』の表象をめぐる実践の相貌―」、徳丸亜木(筑波大学)「自治体誌編さんと『語り』の公共性」 ○第8回ワークショップ「『実践』と関わる研究者のポジショナリティ」(2012年9月22日:九州人類学研究会との共催):安渓遊地(山口県立大学)「他人事から自分事へ-地域研究から商売・自然保護・選挙に深入り-」、飯嶋秀治(九州大学)「公共民俗学と水俣」 ○第9回ワークショップ「private sector/public sector民俗学の経験との対話-これからの『公共民俗学』のために―」(2012年12月1日:現代民俗学会,京都民俗学会との共催):山路興造(元京都市歴史資料館長)「私と私的民俗学」、植木行宣(元京都府教育委員会文化財保護課)「民俗文化財の研究と保護をめぐって」、蘇理剛志(和歌山県教育庁生涯学習局文化遺産課)「民俗学知の活用と民俗芸能-紀州東照宮祭礼・和歌山の御船歌を事例に-」。さらにメンバーは、国内外の学会(日本民俗学会、American Folklore Societyなど)で公共民俗学に関する知見を収集するとともに、成果発表を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|