研究課題/領域番号 |
22320176
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
杉藤 重信 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (70206415)
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研究分担者 |
窪田 幸子 神戸大学, 国際文化研究科, 教授 (80268507)
川口 洋 帝塚山大学, 経営情報学部, 教授 (80224749)
遠藤 守 中京大学, 情報理工学部, 准教授 (90367657)
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キーワード | 親族研究 / データベース / 先住民知識 / オントロジー / 歴史人口学 / 人類学教育 / 家系図 / 複合領域 |
研究概要 |
本研究は、(1)文化人類学における「親族研究」の再構築のための教育ツールキットとしての「親族データベースおよび家系図作成アプリケーション」の開発および親族関係のオントロジーの構築をおこなう。(2)先住民のおかれている現代的課題、権利回復と文化的多様性の維持のために、「親族知識」のデータベース化を通して寄与する。以上2点を目的として掲げた。 平成22年度、まず、(1)の目的遂行のために、親族データベースの継続開発をおこなった。オントロジーおよびデータベース構造の開発にあたっては、分担研究者の遠藤とともにWikiを構築するとともに、8回の研究会を重ねた。その結果、今年度は、先の開発からデータベース構造を含め一新するために、移行プログラムの開発をおこなう必要を見出し、そのための開発に集中することとした。 また、親族研究の教育ツールキット開発の一環として、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(22年10月16日、第6回Fieldnetワークショップとして)、および、まるはち文化人類学研究会(名古屋大学、23年2月19日、特別例会として)において、ワークショップをおこなった。 (2)では、オーストラリアを中心とした研究者との情報交換の他に、「第21回歴史科学会議」(アムステルダム)において、分担研究者の川口とともに、"Sharing Genealogical Spaces : A New World with the Alliance Database System"と題して発表をおこない、とりわけ、データベース構造についても各社会文化の状況を反映したものでなくてはならず、文化的多様性を意識した開発を意識的に実践しなければならないことを主張した。 以上をふまえ、次年度以降の新たな展開に期したい。
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